「意外とこんな言葉で納得してくれる人が多い」シリーズ。
「なんでたいてい人気映画の続編ってコケるんだろうね」
「あのさ、お金をかければいい映画を撮れる、って思う?」
「お金はあった方がいいけど、大切なのは使い方だよね」
「給料の高い俳優が出演すれば、それだけでいい映画になると思う?」
「まあ、いい映画になるかどうかは、保障できないな」
「人気のある素晴らしい映画なんて、そうそう作れるものじゃない。成功した映画の続編は何がふつうの映画より得かといったら、予算が潤沢なこと。逆にいえばそれだけでしょ。完成度の高い映画の続編は、必然的に蛇足となるハンデを背負ってる。必然的なハンデと、運試しのようなアドバンテージ、そりゃ当然、続編に失敗作が多いわけだよね」
もちろんこんなのはいい加減な話。例えば物語世界の素晴らしい設定と、見事にはまったキャスティングを引き継げるのだから、必然的なアドバンテージもあるわけです。一瞬、騙されかけた方は要注意。