趣味Web 小説 2005-12-07

西東京市の図書館員

最近のお役所は、サービスがよくなっている。

書類に間違いがあると、「申し訳ございません、たいへんお手数ではありますが、この部分に誤りがありますので、書き直していただけますでしょうか」……と、こうだ。偉いもんだ。

みんながそうではない、わけだが、私の出会う職員(大半は図書館員)はほとんどがサービス業に徹しており、立派だと思う。私が図書返却を延滞しても、「たいへん申し訳ございませんが、返却をお忘れになっている書籍があるようなのです。お心当たりはございませんでしょうか?」……と、こうだ。申し訳ないのはこちらなのだが、言葉の端々を拾うに、「貸し出し期間が短くてすみません」ということらしい。

口先の言葉だけでなく、真に市民の心情を慮って対応する姿は、尊敬に値すると思う。こういうことを、「当たり前だ」と考える市民様も稀にいるのだが、嫌だねえ、すぐ居丈高になる連中は。なあにが「融通を利かせろ」だ。馬鹿馬鹿しい。

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