「こだわらないこと」に拘る自由なデンパ。無為徒食日記の真名垣さんと趣味のWebデザインの徳保さんにも1度読んでいただきたいデス。
何故に私なんだろう【ピュア】。
バークレーのブログ - アクセスアップCSS(2005-12-01)を読みました。引用部を div 要素としてマークアップしている barclay さんに対し、blockquote 要素が妥当だという意見が寄せられた、という内容。ただし barclay さんの関心はコミュニケーション論へシフトしています。しかしそれも無理からぬところで、相手を馬鹿にしたような書き方では、内容以前のところで衝突するのも当然でしょう。
blockquote 要素より div 要素を使いたいという方に対して、現時点では「正しいやり方」を無理強いすることに意味は薄いと思っています。barclay さんは引用にはblockquoteタグを使用した方が良いでしょう、というのはごもっともです。そのためのタグですからね。
と述べていらっしゃる。これ以上、何かを求める気持ちはありません。
Opera のユーザモードを常用していると、引用部が適切にマークアップされていない事例が非常に多いことがよくわかります。しかしたいていの場合、それで何か困ることはない。私は計算機ではなく人間なので、文脈を読むことができます。見た目に差異がなくとも、引用部と地の文を判別できるのです。ともあれ、blockquote 要素を用いない方の大半は blockquote 要素の存在さえ知らないでしょう。優先的に啓蒙するべきなのはこうした人々ではないでしょうか。
barclay さんの場合、“blockquoteタグを使わない”のは、僕のライフスタイルにマッチするんですよ。ただそれだけのために、DIVタグを使ったのです。
とのことですから、これは知識の有無ではなく生き方の問題です。こうしたことに異論を差し挟むときは、慎重になっていいと思う。
このところ一部に「barclay さん=馬鹿にしていい」というような空気があり、不愉快です。ていねいに本来の筋を追う限りにおいて、件の記事はまともな展開だと思いました。barclay さんを怒らせるような書き方をして、わざわざ問題を作り出す人々に、私は共感しません。
私も他人を怒らせるような書き方をすることはあるのだけれど、「自分が相手を怒らせた」ことには自覚的だったと思う。もし私が忘れているだけなら、謝りたい。
zonia さん向けに解説しますと、barclay さんはどのようなコメントを書いてくれても、僕は必ず反論する
という方なので、表面的な言葉ではなく文脈を読み取らねばなりません。このことに注意して読むと、kiya2014 さんへの回答からは、barclay さんが指摘された内容を素直に受け止めていることがわかります。反論のポイントは「論理の不備」であって、指摘自体には納得しているのです。そして中盤以降、barclay さんが怒っている相手はCSSビギナさんであって、kiya2014 さんではありません。
barclay さんの怒りようは尋常でないとはいえ、あえて barclay さんに捨てハンで詰問調のコメントをぶつけたCSSビギナさんに、私は同情しない。