夏風まゆさんと月城みゆさんが共同で運営するマガジン連載中の『SAMURAI DEEPER KYO』『ツバサ』を中心としたよろずサイトです
。アドバイスのご依頼人は夏風さんなので、以下、2人称は夏風さんとします。
「KYO」はテレビアニメになったので、やっぱり人気あるのかな。Wikipedia の説明を読んだら、なんだか凄い内容の漫画だった……。山田風太郎を一瞬、連想したけれど、違いますね。「四聖天」「真田十勇士」「十二神将」「紅十字の四守護士」「太四老」「五曜星」とくると、「北斗の拳」や「聖闘士星矢」あるいは「キン肉マン」に近いセンスを感じます。というかまあ、少年漫画のひとつの王道なんでしょうね、こういうキャラクター展開って。
「ツバサ」の作者は CLAMP さん。CLAMP さんって週刊少年マガジンに連載を持つような作風だったっけ? と不思議な感じがしました(参考:マガジンの路線変更?)。まあ、偉そうなことをいうほど読んでいないので、単なる印象論なのですが。けっこう連載期間が長い割に単行本が少ないのですが、週刊少年Blog!! の調査データを見ると、やたらと休載が多い。やっぱりそうなんだ……と、これまたイメージだけの話なんですが、納得。ともあれ、単行本はよく売れているらしい。
夏風さんと月城さんは同級生(いつの?)。先日も共同運営のサイトからのアドバイス依頼がありましたけれども、意外とあるものなんですかね……個人サイトで共同運営って。
マガジン連載中の『SAMURAI DEEPER KYO』『ツバサ』を中心としたよろずサイトです。イラストやSSで二次創作をやっております。かなりBL風味が強いと思われます。
作品数が増えたので、前の改装でフレーム形式に変えました。出来る限り、閲覧者様がストレスを感じないように・・・と思っているのですが、そうなっているか不安です。とあるテンプレートサイトさまのテンプレートを使って作成しているのですが、結構変更してしまっていて・・・。
基本的にホームページビルダーを使用していたので、タグに不慣な為、ちゃんと出来ているかどうか判りません。(今でもちょっとした変更や、リンク貼りはビルダーです。)一応、自分のパソコンでは表示されているし、友人に頼んでも表示されている・・・と、言われるのですが、前に別サイトを作った際数人に『フレームが表示されてない』と指摘されたことがあって、不安が消せません。
デザインは一応統一されていると思います。前のデザインではSSに背景をつけていたのですが、重くなるかもしれないと考えてやめてしまいました。そのせいで、そっけない(もしくは単調な?)イメージになってしまった気もします。
イラストページも、一応自分のPCでは、画像の荒れが目立たない程度にして、出来る限り50~80KB程度で収めたいと思っているのですが、『ちょっと荒れて見える』と指摘されたことがあります。自分のネット環境があまり良くないこともあって、出来る限り軽いサイトにしようと思っているのですが難しいです。
上記の不安な部分へのアドバイスと、サイト全体で目に付く部分があったらお願い致します。サイト閲覧の際に、『この動作が面倒くさい』と感じる部分があれば、簡単なことでもいいので教えていただきたいです。それから、現在よろず・・・となってますが、コンテンツのばらつき・量が気になるかどうか、という点も教えて下さい。出来るだけ、『もう一度来たい』と思えるサイトにしたいと思っております。御多忙だとは思いますが、どうぞアドバイスお願い致します。
ていねいに作られたサイトだと思いますね。面白いアイデアが盛り込まれていて、興味深く拝見しました。
さて、フレームの件ですけれども、サイトのジャンルやリンク先の様子などから考えても、フレームの使用自体が問題となることはないでしょうね。フレームを利用したリッチなナビゲーションを歓迎する閲覧者が大半だろうと思います。その点は、まず安心してよいでしょう。
ナビゲーションの設計には感心しました。これだけ複雑な構成ながら、フレーム内に表示される個別記事から目次(top.html)まできちんとリンクを辿ることができるのは立派ですね。それほど可能性が高いとは思いませんけれども、検索エンジン避けをしていないので、個別記事にいきなり到達することは想定しておくべきでしょうし、そうでなくとも、きちんと整備されたナビゲーションはメニューフレームの表示如何に関わらず便利なものです。
フレームの難点としては画面の一定面積が常に占拠されるという問題もよく挙げられますが、夏風さんのサイトは 800×600 のモニタでもほぼ全てのページで不都合なく表示されますね。よく考えられていると思います。
さて、気になることは、ふたつ。
ひとつは、高さ100%のテーブルの下に約1行分の隙間ができること。だから外側のスクロールバーを上下させると、テーブルがずれてしまう。なぜ隙間ができてしまうのかというと、ソースの末尾に以下のようなゴミがくっついているからです。
</html><!-- text below generated by server. PLEASE REMOVE --></object></layer></div></span></style></noscript></table></script></applet><script language="JavaScript" src="http://www.geocities.jp/js_source/geov2.js"></script><script language="javascript">geovisit();</script><noscript><img src="http://visit.geocities.jp/visit.gif?jp1138449115" alt="setstats" border="0" width="1" height="1"></noscript>
<IMG SRC="http://geocities.yahoo.co.jp/serv?s=382116061&t=1138449115" ALT=1 WIDTH=1 HEIGHT=1>
何なんでしょうね、これ。私が確認した限りでは全てのページにくっついているのですが……。本来なら、</html> で終了しているはずなのです。なのに、変なオマケがある。これさえなければ、テーブルの下の隙間は消えます。何とかならないかと思ったのですが、geocities のサーバでは勝手についてしまうようなので、困ってしまいますね。
気になること、ふたつ目。メニューフレームのスクロールバーが全面真っ黒に塗りつぶされているわけですが、あれではスクロールできることに気付かない可能性がありますよね。三角マークだけでもいいので、見えるようにしておくと、クリックミスもしにくくなって、閲覧に便利なんじゃないでしょうか。
私の見て回った限りでは、フレームが作者の意図に反して表示されていないケースは発見できませんでした。
ホームページビルダーのエラー訂正機能はそこそこ有効なので、ときどきビルダーで編集されているなら、それほどひどいミスが放置されているということはないだろうと思います。NetscapeNavigater4.X ではインラインフレーム自体に非対応なのですが、ご友人が NN4 を利用されている可能性は低いでしょうし……。
きちんと保証することはできないのですが、まず大丈夫だと思いますよ。
配色、レイアウトなどデザインのまとまりは文句ないですね。強いていえば、これはおそらくなるべくスクロールなしでイラストが見えるようにという配慮との兼ね合いなのだろうとは思うのですけれども、個別記事の初期表示状態において黒の十字型の帯がつながるようにした方が、きれいなのではないか、という感じはします。つまり、top.html のような見た目が初期状態で、スクロールさせると動いて流れていくという。帯が太すぎるなら、上端だけでも揃えると画面が整います。
シンプルなレイアウトを追求した結果としてのそっけない
印象が気になるとのことですが、私は悪くないと思います。黒十字のデザインは十分に強いインパクトを与えますからね。それに、小説の本文のデザインは静かなものでいいはずだと思っています。書籍でも、たいてい白地に黒文字でしょう。それ以上、派手なデザインにする必要はないのではないでしょうか。
もし、もう少しだけ、華やかにしたいということであれば、まずグレーを使ってみることを勧めます。真っ黒と真っ白の取り合わせはパリッとしすぎているようにも見えます。例えば白と黒の境目にグレーの border を 1px 幅で引くと、上品で高級な印象になります。小説の背景画像も、非常に薄いグレーの線を利用したものを、例えば右端の方だけに用意してみるのはいかがでしょう? これなら重さも気にならないと思います。
body
{background:#fff url(bg.png) repeat-y top right;}
その他、思い切って色を使うという手もあるわけですが、計画・準備段階で考えることが飛躍的に増えるのが難点ですね。
イラストの圧縮レベルですが、最近はブロードバンドの普及にともない、圧縮レベルを低く設定するイラストサイトが増えていますので、相対的に「粗い」という印象が強まってきているのかな、という感じはします。昔は、もっとずっと汚くなってしまうところまで圧縮しているサイトが珍しくなかったのですが……。
JPEG 画像の圧縮もソフトウェア次第でかなりきれいに小さくできる場合があるようなので、フリーソフトをいろいろ試してみるのもよいかもしれません。ただ、申し訳ありませんが、これが素晴らしい! といったソフトは私には発見できませんでした。高級なソフトの場合、いろいろな設定ができるようなので、もしそういったものをお使いでしたら、ヘルプから中・上級者向けの活用法を探してみるのもよいでしょう。
ともあれ、とりあえず今後は、圧縮前の画像を保存しておくことを勧めます。将来、夏風さんがブロードバンド環境へ移行したら、100~300KB あたりをめどに圧縮率を下げた画像に差し替えるとよいのではないかと思います。最近は、300KB 程度の画像ならふつう、文句は出ません。私も AirH" の利用者ですし、軽い方がありがたいのですが、時代の趨勢が移りつつあるようなんですよね。300KB くらいまでなら重さより画質、という閲覧者が多数派になりつつあるのかな、と。
とはいえ、夏風さんご自身が「こんなに表示が重いのはうんざり」と思われるなら、圧縮していいのです。自分のサイトを見る気をなくすと、更新が滞ります。それは閲覧者にとって、画像の荒れよりもっと大きな不利益でしょう。だから、夏風さんのインターネット接続環境に画像サイズも合わせておくのは正しい選択なのです。
コンテンツの分量やバランスについてですが、あまり気にされる必要はないと思います。特定のコンテンツに多くのエネルギーが注がれているといった状況があるとしても、それだから閲覧者が減ってしまうといったことは、まずありません。書きたいものを書く、描きたいものを描く、それでよいのではないでしょうか。
出来るだけ、『もう一度来たい』と思えるサイトにしたいと思っております。
とのことでしたが、これは難しいですよね。内容が気に入れば再訪されるのではないか、といったことしかいえません。強いていえば、雑誌のように、定期的に一定水準以上のコンテンツを予告通りに発表していくことが非常に有効なのですけれども、個人運営の趣味系サイトでは実践不可能なことだと思います。
夏風さんのサイトは、既に膨大なコンテンツの蓄積があり、たいへん素晴らしい。今後とも、興味関心の赴くままに、活動を継続されることを期待しています。
アドバイスは以上です。