趣味Web 小説 2006-04-12

公開の場で個人的な相談をすること

たしかによく見かける意見ではあるのだけれど、そういうことはやっぱり全国ネットのテレビ番組で堂々と悩み公開しちゃってる人に、まずいいたい。新聞の悩み相談はたいてい匿名だけど、生活情報バラエティで血糖値がどうのこうのとか、お部屋の収納がどうのこうのといって「実験」に登場する人は家も顔も家族も公開してしまうのだからすごい。

あまり関係ない話。いま母が朝日新聞アスパラクラブの会員をやっているのだという。産経新聞しか購読していなくとも、アスパラクラブの会員になるには支障ないのだそうだ。

アスパラクラブはいい、というので、詳細を訊ねると、朝日新聞社の本がときどき無料で送られてくるのだという。20字以内の感想を書いて送ると、ときどき図書券が届くのだそうな。帯や新聞広告などに「感動しました! 50代女性」なんて書かれているアレらしい。「あんなもの、宣伝部が適当に作文していると思っていたけど、違うんだねえ」……私などは、案外、ああいうのはマジメに作られているのだろうと思っていたので、案の定といった印象だったが、母はしきりに感心していた。

「案外」と書いたとおり、「全部、適当な作文です」といわれても、それはそれで驚かないのが私のスタンス。テレビ番組で「今回の相談者」として登場する人がみな役者の類でも、スタッフに相談の手紙を出した一般視聴者でも不思議はないと思っている。ふつう決定的な証拠は画面に登場しないわけですから、とりあえず私は演出に素直に従うことにしています。

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