趣味Web 小説 2006-05-12

お金なんて

オークションは小額の商品になればなるほど送料が割高でいけない。11冊セットで1000円、13冊セットで1300円、45冊セットで3000円としているのは、そのため。「せどり」の仕入れ価格として趣味的なレベルの採算は何とか取れる価格にしてはいる(Amazon マーケットプレイスの相場を眺めた印象)ので、よろしく。

あと300冊くらい整理すると、かなり部屋がスッキリしそう。今すぐ処分できないのは、ようするにそれだけ積読になっているから。人間、分不相応のお金を持つとろくなことにならないという話。引越し準備で部屋を片付けると称して蔵書をどんどん整理しているさなかに経済書をどっさり買うなど、これまでは無茶苦茶が多かったのです。

4年制限のため社員寮を出たので、今後数年はさすがに本を買いまくれる経済状況にない。300冊片付けて蔵書を200冊未満とすれば、部屋はずいぶん落ち着くはず。

じつは、貯金しなければ本なんて読みきれないほど買えます。だから相変わらず自制心が必要。私は何を買うでもないのに家計をクロにしないと不安になる性分で、社員寮にいた頃は可処分所得の約半額を余らせていました。このお金は捨てたつもりで、死亡保険金として両親に通帳ごと渡しています。私が死んで530万円ぽっち残ってもつまらないだろうけれど。逆に両親が先に亡くなったら、葬式と墓にでも使います。

社員寮を出た今年度はさすがに家賃負担が厳しく、毎月の収支は1~2万円の黒字にしかならない。それでも年2回の一時金を全額残せば約90万円を銀行に預金できる。90万円が口座にあれば、1年は現在のアパートに居続けられるのです。田舎へ移れば食費などを含めても年間100万円で十分に生きていけるので、3年間で2年分の生活保険を積み立てていく感じになるのかな。

まじめな人は使い道のないお金があったら自分への投資とか考えるのでしょうが、私はもういいです、そういうの。飽きちゃった。東京の山手線の内側で職住隣接の生活をして年に90万円(可処分所得の約3分の1)もお金が余って、何の不満もない。現状維持で十分すぎますね。一方、弟はふつうの若者なので、いくらお金があっても足りないらしい。母は病弱だけど父は頑健なので弟の最期も看取ることになりそう。だから弟は財産の生前分与を期待していると聞く。弟が全部もらえばいいよ。私は要らない。

弟はほぼ全ての面で私より有能なので、私の3倍、4倍の収入を得ることになるでしょう。彼はプライドが高い。学歴に続き職歴でも、私に圧倒的な差をつけていくと思う。そうした、現状維持では満足できない人々のエネルギーに、私はタダ乗りして生きていく。

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