趣味Web 小説 2006-06-10

本当にそれが「常識」ならば、遠からず……

zarutoro さんの主張がよくわからない。まとめサイトに書かれていることが「農村のふつうの状況」だと思ってほしくない、と書いた私の記事にリンクしてはてなは誤解をまき散らすと仰るのですが、私はまるっきりの嘘だとはいわないし、ホントにひどい人もいることは事実と書いています。何がご不満?

「多い」「少ない」は主観の問題なので、例えば知り合いの農家の人の10人に3人が「子どもは男の子がいい!」といっていたとして、これが多いか少ないかの判断は難しいところだと思う。ただ、10人中10人が「子どもの性別は気にしないよ」というまで許さない、という人が仮にいたら、その方が極端じゃないかなあ。

ところで、まとめサイトのトップ記事がジャーナリスト宣言 @Wiki - 北朝鮮人権法案を紹介する内容になっていて苦笑しました。なるほど、こういった不安感に共感する人が管理しているわけか、と。

コメント欄が例によって例のごとく。興味のある方も、100個くらい読んだら十分だと思います。

今回の件に限らず、もしウェブで糾合し声を上げている人々の主張が本当に「当然」で「常識的」で「説得力がある」もので「まともな思考力のある大人なら誰もが正しいと思う」内容なら、それらを政策として掲げる政党が遠からず誕生するのかもしれないね。人権擁護法案に反対して、著作権を緩やかにして、北朝鮮に経済制裁して、朝鮮人は入国禁止にして、外国人参政権は認めなくて、ネット・ゲーム規制はしなくて、あと何でしたっけ。

ま、多くの日本人が本当にそういうのを望んでいるなら、日本は民主主義の社会システムを採用しているのだもの、自然とその要望は実現されていくでしょう。おかしいのは、その結果が失敗でも人々には被害者意識しか残らないこと。政治家も社長も、よく成り手がいるものだ。

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