いじめは他人の犯罪ではない(簡略版)
以下、簡潔に語り直します。「応答」はしません。あとは読み比べていただければ。
- 碓井真史さんの発言は、「反社会的性向を持つ人間はイジメにあいやすい」という内容を含むが、これは決して「反社会的性向を持つ人間はイジメにあって当然だ」という意味ではない。畠山鈴香さんを主題とする文章ゆえに、イジメの加害者に対する批判は割愛されているが、いじめられる「理由」を「正当な理由」と読み替えるのは誤読だ。→原因と責任(2006-07-01)
- 個々人の判断の集積がイジメの構造を作り出す。ふつうの人々が「自分の気持ちに素直になる」とイジメが生じる。多くのイジメには「理由」があるが、どんな「理由」もイジメを正当化しないことをみなが自覚し、「嫌いなあいつ」との関係を再考しなければ、イジメは撲滅できない。それはあまりにも困難で、私は絶望的な気分になる。自分はイジメなんかしない、と自信満々の人が(ある意味で)うらやましい。
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注意書き
- 筆者は徳保隆夫(とくほたかお)です。1980年愛知県生まれ。千葉県成田市育ち。メーカーに技術者として就職後、関東各地を転々としています。……という設定です。
- 私の文章は全て実記ではなく小説なので、客観的事実と異なる記述を多々含みます。
- 著作権は主張しません。詳細はInfoで、過去ログなどはNoteでご案内します。