趣味Web 小説 2006-10-29

サマー「姉ちゃんの詩集」と無断公開の是非

ひどい弟(中学生)がいて、姉(高校生)が数年前に書いていた詩のノートを2ちゃんねる(VIP板)へ勝手に公開したところ、大人気を博したのだという。

正直、ピンとこなかった。高校時代に文藝部に所属した私にとって、新鮮味はなかった。当時とある先生が付属中学(共学)で文藝同好会の会員を募ったら、たった3クラスから6人くらいが応募した。自分の作品を公開してもいいよ、という条件でこの人数なのだ。そして彼女らの作品が、ちょうどこんな感じだった。

……というわけで困惑気味だったのだが、VIPPERの反応も一緒に収録したまとめを見て印象が一変した。ノイズが加わっただけなのに、これが素晴らしく楽しいのだ。→なぜにまとめると面白くないのか(id:KotoriKoToriko さん)

ところで、こうした話題になるとお決まりのように出てくるのが「儀礼的無関心」の話題。ただし今回は、問題のテキストを公開しているのが当人ではない点がイレギュラー。

ようは「人気サイトにリンクされ、話題が2chの外まで広がると、当人にプライバシー侵害の事実が伝わり、ショックを与えかねない」ということらしい。他人のやることは「可能性」で批判、自分たちのしたことは「今のところ当人がショックを受けた事実はない」で許容。

そりゃヘンだろう、と批判することはできるが、だからといってリンクしまくり大賛成が正しいとは考えない。各自、心中に一定の歯止めは持っているべきだ。今回、私は熟慮の上でリンクした。

私の判断の根拠? 難しいところだが、週刊わたしのお父さんみたいな家族ネタ、当人の許可は取ってないと思う(→取っているとのこと)。香山リカさんの弟がしてる暴露話も同様だろう。

今回の件は、こうした事例の「一歩先」だが、思い出話ならOK、ノートの内容を書き写すのはNGと単純にいえるか。内容次第ではないか。

追記:ご指摘の通り、山田かまちは死後に詩集が(遺族により勝手に)出版されて有名になった事例。その他、著名人の日記や手紙は(当人が死んでしまうと)当たり前のようにガンガン公開されるが、何だかなあとは思っている。

姉ちゃんの詩集

衝撃のエピローグが待っていた。12月20日発売とのこと。2ヶ月弱でスピード出版の奇跡。(2006-12-05 追記)

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