趣味Web 小説 2006-10-30

「情けは人のためならず」が誤解される世の中ですが

イジメを一人で抱え込む人に似てる。

ホームレスになるくらいなら、ずうずうしいとか思わずに他人様に頼るべき。既に watto さんが食と住を提供すると申し出ているので私はでしゃばらないけれども、行き先がないならルームシェアしてもいいと思う。コメント欄に顔を出してる Baatarism さんやすなふきんさんも、頼めばそれくらいしてくれるのでは。

……と書いてみたけど、ご家族と同居されているなら難しいかも。なんで家族って、そういう義侠心を理解してくれないのでしょうか。

70年代、左翼過激派の爆弾に親友の命を奪われ、勤務先の倒産から生活基盤が崩壊、オイルショックで商店から品物が消え死都と化した東京を彷徨った父は、同じく底辺の生活にあえぐ多くの人々の善意を受けて生き延びた。そんな父のよき理解者である母でさえ、結論はNOだった。父の受けた恩は、私が返すことになろう。

親の金をいじめっ子に数十万円奪われて自殺する子どもがいるけれど、親はそんなはした金より子の命の方が大切だったはずだ。子どもの世話にはならぬといって餓死する老人がいたりするのだけれども、「自分を頼ってくれなかった親の心」に子は悲しみを覚えるに違いない。

相手が「どこかの誰かさん」ではお金を出せないという人が多く福祉制度はケチですが、まだまだ世の中捨てたものじゃないと思いますよ。プライドに殉じて人を泣かしてはいけません(価値観の押し付け)。

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