私はときどき読者から「そんな風に他人にぶつかってばかりでは生きにくいでしょう」と心配されることがある。日常生活では(比較的)温厚な人柄と目されることが多いわけですが、その秘訣は、物事をよい方に解釈して違和感をスルーする技術にあります。筆や口の滑りを「超読」すれば、たいてい丸く収まる。
え? だったらどうしてウェブでもそれを実践しないのか、って? うーん、実践したら、「面倒の壁」を超えられなくなって、更新が止まるのではないかと。別にいいよ、って答えが返ってきそうですが。→怒りをぶつける(2003-01-30)
素光さんと id:b_say_so さん双方のコメント欄を読むに、どちらも誤解を招きやすい文章で思わぬフレームを呼び込んでしまったことに困惑されている様子。これから読みに行く方は、落ち着いてコメント欄まで読み、じっくり著者の真意を読み解くことを心がけていただきたく。……他人事になると大人ぶるのが私の悪癖。
ま、個人としてこうした問題に対処する方策は、産休を「おめでとう! ゆっくり休んでね!」と快く送り出してくれるような人が集まってる会社を選ぶことですね。またそれか、と思われるでしょうが、「俺が社風を変えてやるぜ!」なんて、凡人には無理なわけでして。
職場は人で選んでください。大学で学んだことを活かすとか、そんなの瑣末なことです。こだわるべきポイントはそこじゃないと思う。