趣味Web 小説 2007-03-02

Mac の教訓:私はビットマップフォントが好き

Windows Vista 搭載のメイリオというフォントが期待外れだったという意見。

私はそもそもアンチエイリアスのかかった文字が嫌いという少数派なので、メイリオ云々以前の部分で疎外感を覚えている。

大学の研究室のパソコンは Macintosh だった。先生の趣味。それで1年間、少なくとも研究室ではずっと Mac を使い続けたのだけれど、そのときほとほと Mac が嫌になったことを思い出す。OS X と Windows98 なら自分は絶対に Win98 がいい、と痛感させられる体験だった。

Win98 の優位点はタスクバー・メニューバー・フォントの3つ。自分がいくつのアプリケーションを動かしているのかすぐに忘れてしまう私にとって、タスクバーに常に起動中のウィンドウが表示されるのはたいへん有難い。メニューバーが各ウィンドウにあるから、二つのウィンドウを並べて交互にメニューバーからの操作をするとき手数が少なくてすむ。そして高さ24px以下の文字にもアンチエイリアスがかからないので、小さな文字がとっても読みやすい。

そんなわけで、冬頃になるとわざわざ自宅からノートパソコン(Win98)を持ち運んだりもした。Mac を100時間以上も使った上での判断だから、単なる慣れの問題ではなく、私の性分に Mac の設計が向いていないということではないかと思う。

しかしどうなんですかね、みんな PDF が読みやすいとか思ってるの? 私はあのぼやけた文字が大嫌いで、それで全く読む気がしないのだけれど。印刷すればきれいなのは認めます。Vista は超高解像度モニタを搭載したパソコンを視野に入れて ClearType を採用したとのこと。その志は買いたい。

でも液晶モニタがせめて200dpiになってくれないと、私には我慢ならないな。OS X を初めて使ったときは、ホント発狂しそうになった。こんなボケボケの文字、読めるかー! って。だから OS9 に戻してくれって頼んだんだけど、研究室の人はみな新しい表示の方がいいという。ガッカリした。

ビットマップフォント大好き。

私はMS Pゴシックが好きだから、わざわざ CSS で指定しています。あと PDF はスムージングを外しても読みやすくないです。使われているフォントがビットマップ表示対応のフォントでなければ意味がない。

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