趣味Web 小説 2007-03-23

いろいろな人の思いを背負っているわけで

Yahoo!ブログで記事を転載可としている人が、お礼コメントを求めるのはおかしい、と id:straymind さんはお考えの様子。私は賛同しません。

私は以前から「リンクよりも転載を推奨します」と公言していますが、本当に転載する人は滅多にいません。やはり面倒くさいのでしょうね。リンクする方がずっと簡単だから、「リンクでいいや」となるらしい。

そのくせ私が古い記事を「何となく気に入らなくなった」ので削除したり、大幅に書き換えて全然違う内容にしたりすると、「どーしてですかっ!?」みたいな反応があったりする。そんなの私の勝手であって、説明なんかする気はない。「文句をいう暇があるなら転載しろ」と私は何度もいっている。

Yahoo!ブログがもうちょっと使いやすかったら、私はYahoo!ブログを使っていました。私の記事が好きな読者はYahoo!ブログのアカウントを取って、気に入った記事をどんどん転載したらいい。私はくだらないクレームを受けなくて済むし、読者もリンクするより手軽に転載できて、お互いに満足のいく状況となったろう。

ボタンひとつで転載できる、という機能は大きなメリットであって、他に代え難い魅力があります。選択肢は少ないので、様々な事情や思いを抱えた人々が、みんなYahoo!ブログの転載機能を使いたいと思っているに違いない。

こうした状況にあって、「Yahoo!ブログで転載ボタンをつけるなら、無条件でどんな相手にも転載を認めねばならない」という考え方が、どれほど社会に資するでしょうか。あまりにも単純すぎやしませんかね。

私だって転載には条件をつけています

この2項目をないがしろにする者には、転載させない。「させない」ったって、「できちゃう」じゃないか、と。そこで「ルール」の出番です。

法律だけを特別視する人が目立ちますが、しょせんは法律だって日本国内のローカルルールに過ぎません。法律が禁じていないなら、個人が定めたローカルルールなど踏みにじってよい、と考える人にはついていけない。「それだけの価値がある」と信じる場合に限って、ルールを破るべきだと私は思う。

Yahoo!ブログは、転載ボタンを押したらさ、各作者が独自に設定できる規約文を表示するページを出す仕様にでもしたらいいんじゃないの。で、その規約文を最後までスクロールして、OKボタンを押すと、ようやく転載できる、と。絶対にお礼コメントがほしい人は、この独自規約文にそういうことを書いておく。

追記

あーあ、CURURUもスクラップ機能を廃止しちゃうそうだし、刀折れ矢尽きた感じ。私は今後も細々と転載・改変自由の条件で何か書き続けますが、寂しくなっちゃったな。Yahoo!ブログも、もう忘れる。革命的な何かの起点には、なりそうにない。

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