陰険で邪悪な本音をねじ伏せる、美しく空疎な建前の力。
状況説明は略します。
阿曽山大噴火という芸人がいて、この方はいつもヒゲ+スカートというファッションで暮らしているそうです。写真などを見る限り、色使いも派手。つまり、OYAJI さんのアバターの生き写しが実在するわけ。OYAJI さんのアバターは、写真と見紛うほどに本人そっくりなのだと、私は推察しています。
ですから、そのアバターを見て「キモイ、人間とは思えない」などと中傷するのは、その人の容姿を面罵するのと変わりないのではないか。少なくとも、OYAJI さんを深く傷つける可能性は大いにある。
それに実際の外見とかけ離れているとしても、何らかの願望を仮託してあのようなキャラクターを描いたのだから、当人が目にするようなところで無用の罵言を吐くべきではない、とはいえそう。そりゃ言論の自由がどうのこうのといったっていいけど、こんなところで権利を大上段に振りかざすのは感心しない。
OYAJI さんには不可能でも、私たちには、空気を変える力があるはずです。もちろん全員を黙らせるなんて無理。でも、自分一人が口をつぐむことはできます。
barclay さんも Yoko さんも OYAJI さんも、恐れるような相手じゃない。なのによってたかって。ちょっと他のみんなと違うからって。わざわざ休日に磯辺へ行って、「気持ち悪ーい」って家族でナマコを枯れ枝の先で突付いてる人々と同じ感覚なのでしょうが、それ、人間ですから。
はてブは個人の意見の集積? なぜこんなときばっかり空気を読まないのか。自分は気付きませんでした、それで平気なんですか。
デンマンさんこと barclay さんについて(2006-01-14)でも書いたけど、私だって仲良くしなさいとはいわないよ。でも、悪口をいって、怒らせて、帰りの会で「**くんが私を叩きました」と報告する人々こそ、許されざる者達だ。
他人の悪口をいいながら、こんなことで傷つく方がおかしい、と。そんな言い訳があるか。偽善力が足りないっ!