趣味Web 小説 2007-10-18

au のシンプルプラン、意外に健闘すると予想

シンプルプランなんて誰も選ばないのでは? なんていわれてますけど、私はそんなことないと思う。もともと自由競争の中で切磋琢磨してきたわけだから、KDDI にしろドコモにしろ、濡れ手で粟の儲けなんかありはしない。シンプルプランがバカ安じゃないのは当たり前の話。

ポイントは、20000円の端末購入補助金。これを24ヶ月で割ると800円くらいになるので、補助金なしで通話料の安いシンプルプランは総合的に安くない、と。でも私は20000円を切る端末が必ず発売されると見る。

ソフトバンクが割賦販売制度を導入して「端末価格の見える化」をしたら、1年以上にわたって上位を走り続ける端末が登場しました。どんな端末? そう、シンプルで安い端末。さらにこの秋、10ヶ月ぶり、半年ぶり、という週間販売台数首位奪還劇がありました。発売1周年で値下げされた高機能端末が大人気に。

つまり、端末の価格が機種の人気を左右する最重要の要素となりつつある。安けりゃ売れる、そういう時代の到来ですよ。もちろんみんながそういうのをほしがるわけじゃない。でもランキングの半分を安価系端末が占める。ドコモの、90xシリーズが席巻して70xシリーズが肩を狭くしてるランキングとぜんぜん違う。

キャリアがどう思おうと、メーカーは売れるものを作りたいし、作るだろう。1年以上にわたって705SHを売りまくったシャープ、ロングセラー706Pに1年ぶりのカラバリ追加を行ったパナモバ、メーカーは時代の変化に即応する力を持ってる。サムスンやノキアもいずれ低価格端末を日本市場に投入してくるはず。

端末価格の見える化には、そういう力があると思う。だから私は、一部識者がいうほどシンプルプランに人気がないとは思わない。ケータイお題部屋では現時点で既にフルサポートプランの3割弱の支持がある。いずれ2:3くらいまでいくかもしれない。

まあ、新機種がどうこうってより、春モデル夏モデルのどれが販売継続されるのかに注目、って感じかな。ソフトバンクの705SHはボーダホン時代に発売された端末。同期生がドンドン消えていく中、スリムで上品なデザインで人気を維持、さらに値下げ、値下げの価格攻勢。2007年上半期1位のお化け端末に。

もう半月以上前から1円になってる端末もある。従来、au はこういう機種、在庫を売り切ったらそれでおしまいだった。なるべく最新機種を買わせて、新サービスの普及に努める戦略。でも11月からはシンプルプランがスタートする。総務省も注視してる。1円端末を生産続行したら、面白いことになるよ、きっと。

余談

ソフトバンクの割符販売で、高価格機種ほど月額料金の割引が大きいのはどうしてだろう? 端末価格と通信料金を分ける以上、高価格機種だからといって通信料金が安くする理由はないはず。

仮説。高価格機種を使う人の方が、傾向としてたくさん電話機を使う、という調査結果もあるという。ソフトバンクの主力サービス、ホワイトプランには、高額利用者への割引コースがない。その代わりが高価格端末の高割引制、どうかな。

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