趣味Web 小説 2008-06-19

不勉強な教師たち

凡人が考えても仕方ない。

大学の先生方は、自分で大真面目に考えて、「デジタル・コンテンツ・ビジネス」などというレポート課題を出しているのだ。

コピペレポート問題について多くの大学教職員が自分で考えて意見を述べているが、大同小異だ。初歩的な教育技術の知見を欠いた意見が目立つ。あるいはせめて、もう少していねいな観察があればよいものを。

「自分で考える」の虚しさを、自ら暴露しているのである。自分の知らぬことは、とりあえず調べる、とりあえず半信半疑でよいから真似してみる。「考える」なんて、それからでいい。講義が仕事なのに、講義の仕方を勉強しない、そういう給料泥棒みたいな人が多過ぎる。

「コピペレポート対策」でググると私の記事が2番目に出てくる。1件くらい「やってみました」という報告があってもよさそうなものだ。

教師の自省を必要としない「コピペを見破る方法」「コピペを発見した場合の注意の仕方」などにばかり関心を持つ教師が多いようで、残念だ。

罰則を強化して恐怖で押さえつける……それもひとつのやり方だが、下策だと思う。

備忘録2008年6月に関連記事があります。「『調べて書く』系のレポート課題の出し方」ほか

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