私は何年も前から生年を公表しているのだけれども、いちいちプロフィールにまで目を通される方は必ずしも多くないようで、30~60歳代と認識されている読者が少なくない。私にとって「老けてる」という感想はポジティブな意味を持つので、この状況を楽しんでいた。
しかし人は歳をとる。だんだん、イメージと現実が近付きつつあるのが寂しい。小中学生の頃、若い先生より中高年の先生の方が話のウマが合った。「50年前なら君のような子はもっとたくさんいたんだけど……」などといわれてご満悦。もう15年くらい、人生の答え合わせをしているような感じ。