これまでいくつかのカレンダーソフトを試してきたが、最近は Clock Launcher 付属のカレンダーに落ち着いていた。しかし何か違和感があった。
何なのだろう、と思っていたのだけれど、ようやく「そうか」と。結局、今日の日付を確認したいとき、私は Windows に最初から用意されているタスクトレイの時刻表示の上へマウスを持っていく習慣を全く変えていなかったのだ。
Windows 標準の「日付と時刻」ツールは、マウスオーバーで日付表示のツールチップを出す。ところがこの動作が不安定で(私が使っている他のソフトウェアと相性が悪い?)、ツールチップが出ないことがしばしばある。そこでしぶしぶウィンドウを最小化してデスクトップに貼り付けたカレンダーを見ていた。
私のカレンダー需要の9割は「今日の日付を確認したい」だけ。日付をタスクトレイに常時表示できれば、目を向けるだけで済むはずだ。どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのだろう。
……というわけで、長い歴史を持つ名作に、ようやく辿り着いた。
ちなみに Windows 7 では、標準でタスクバーの右端に時刻と日付が二段重ねで表示されるそうだ。また Windows Mobile では以前から時刻と日付を両方ともタスクバーに二段重ねで表示させることができた。
XP や Vista の場合、タスクバーの高さを3行分にすると、時刻・曜日・日付の3行表示になる。どうして横に並べる設定がないのだろう? たかが日付表示のためにタスクバーをそんな馬鹿でかくしてたまるか。もっとも、タスクバーを右や左に置いていれば、標準で3行表示になるから、私の不満はピンとこないと思う。