趣味Web 小説 2009-03-09

メモ:よくわからない

素朴な疑問なんだけど。親がパチンコに熱中して駐車場の車の中にいた子どもが死んでしまったりすると「虐待」といわれることが多いと思う。凍らせた蒟蒻畑で窒息死させたのが事故だとして、パチンコの事例が事故とされない理由は何なのだろう。

結局、「常識」を巡る争いなんじゃなかろうか。暑い日に冷房を切った車の中に子どもを置き去りにしたら死ぬのは当たり前、それを知らなかったはずがない、よって虐待。

しばらく前に、消費者行政担当大臣は、もちが喉に詰まりやすい食品であることは常識となっているが、こんにゃくゼリーについてはそのような常識が広まっておらず、それゆえ規制が必要、といった見解を示されたと思う。乳幼児がもちで窒息死したら、保護者は「虐待」したことになるのだろうか。

うーん、そういうことじゃないな、これは。

2歳以下の窒息で一番多いのが飴、次が何と授乳用ミルク。まさか、と思うよね。お粥でも麺類でも窒息している。気管支に入っちゃうのかな。

全体を見ると、東京の人口をざっくり1000万人として、年間1000件強の事故が発生。1万分の1ですか。事故が怖くて食事しないというわけにはいかない。

事故、ということになるんだろうなあ、こういう数字を見ると、やっぱり。一度の気の緩みもなく子どもの食事に細心の注意を払ってる親ばかりじゃないわけでしょう。それで実績がこの数字ですからね。

ついでに調べてみたんだけど、10歳未満の熱中症の少なさに驚く。

車中置き去りで熱中症に、なんてよく聞く事件と思っていたけれど、レアケースだったんだな……。あと運動系の部活で倒れるとかね、もっと多いのかと思ってた。

データを見る限り、本当に対策が必要なのは老人。あと、おじさんたちの労働環境。なんというか、エレベータの事故が話題になったとき、データを見たら階段での事故が桁違いに多かったときのポカーンという感じに近い(はずなんだけど、いま探したら肝心のデータが見つからない……)。

……? 車の中に放置するとネグレクトなの? うーん、私の場合、スーパーで両親が買い物している30分くらいの間、駄々をこねて車中に残っていたりしたことあるんだけど。あるいは私がスヤスヤ寝てるので、起こすのが可哀想なので両親だけで買い物に出かけたり。買い物ならよくて、パチンコだとダメなのかなあ。

だいたい幼稚園へ通う年齢になったら、子ども同士でどこかへ遊びに行っちゃうの、ふつうですよね。木に登ったり薮をくぐったり。いちいち親がついてきて、やれ危ないだのかんだのといわれたら嫌になる。

どうもよくわからない。

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