趣味Web 小説 2009-10-22

ウェブフォームは危険がいっぱい

そもそも、なぜに管理画面を使わないとならないかと言えば、可能な限り早くwebに掲載したいという意味合いからでした。でも、私の場合はちょっと違うのかも知れません。webに掲載しなければ文章がどのように表示されるのかなんて、昔のようにローカルディスクで確認すれば良かったはずでしょう。ですけれども、ローカルでまったく同じ物をこしらえても、そこで編集作業を行えませんでした。そこでは自分の文章を他人の目線で俯瞰することが凄く難しかったからです。

私の場合、下書きファイルは自動的にFTPでサーバーにアップロードする設定にしています。タスクトレイのアイコンをダブルクリックすれば任意のタイミングでもアップロードできます。ブログツールに投稿する前に、ウェブで記事がどう見えるかをブラウザで確認することはしばしばありますよ。

いったん最終形に近い状態で出力しないと、きちんと自分の文章を読み返せない、というのは珍しい話ではないと思います。印刷しないと校正できないとか、わざわざレイアウトまでしてから校正するとか……。作家さんの日記やエッセイをいくらか読んだ印象からいうと、プロでもそういう人は少なくないはずです。

それでも、ローカルのHTMLファイルではなくオンラインに公開された状態でないと自分の文章をきちんと読めないとしても、「だからって管理画面から投稿しなくてもいいじゃないですか」とは思う。

ブログツールの管理画面からの投稿の問題点は、投稿時にサーバーが混雑していると、一瞬で原稿が消えてしまうこと。もちろん、ローカルでやっていても、急にパソコンが止まることはありますけど、より確率が高いのは投稿エラーの方です。それにローカル編集なら、記事を書いている途中でも保存でき、より安全です。

あとこんなのは私だけかもしれないけど、つい手が滑って(マウスジェスチャーとかF5キーとかで)編集画面を更新してしまうことも。当然、書き途中の記事は消えてしまう。あるいは、調べ物をしながら記事を書いているとき、ブラウザの他のタブを閉じる際、つい流れで編集画面も閉じてしまう、とか。

そんなわけで、メール投稿とか、ブログエディターとか、もっと普及してもいいんじゃないかなあ、と思っているわけです。ウェブフォームからの投稿は、私みたいなおっちょこちょいには危険すぎます!

投稿してからバックアップを取る、というのは、なかなか習慣にしにくい。その点、下書きをすれば、自ずとバックアップを取れるわけです。下書きファイルを上書き保存するだけでいい。私は、掲示板やコメント欄への投稿でも、パーになったらショックなものは、まず下書きファイルに書くようにしています。

下書きファイルのサーバーへのアップロードに使っているツール

会社では外付けHDD、自宅ではSDカードへのファイルのバックアップでお世話になっています。ついでに下書きファイルのサーバーへの自動アップロードもお願いするようになって、かれこれ4年ほど経ちました。同期ツールはいろいろありますが、機能面でこれを代替しうるツールを私は知りません。

無料にこだわるなら、ばっちり同期は低機能なツールということになってしまう。全機能を開放するには1万円くらいかかる。個人的にはインターフェースもいいと思うので、無料派にもとりあえず勧めます。

下書きに使っているエディタ

日頃、HTML文書の作成・編集は TTT Editor で行っています。他人にこのソフトの良さを説明するのは難しくて、「お勧めのHTMLエディタを教えてください」という質問にはいつも ez-HTML を紹介してきたのですが、私自身は TTT Editor をずーっと使い続けています。UTF-8非対応といった大きな弱点もあるのですが、他のツールには我慢なりません。

私はIEの「ソースを表示する」を Crescent Eve に関連付けています。自動で文法チェックしてくれるのがいいところ。ブラウザに下書きファイルを表示して、「ソースを表示する」なんて使い方をしてます。あと、HTML文書以外のテキストは、何でも Crescent Eve で下書きしています。議事録とか報告書とか。

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