たまに雑誌などを読んだり、ネットでソフトウェア紹介の掲示板まとめ記事などを見ると、「有料ツールは問題外」みたいな扱いになってることが多い。こういう風潮って、なかなか変わりませんね。
たしかに、有料だから高機能だとか、無料だから動作が不安定、なんてことはないんですよね。性能に差がないなら、無料の方がいいというのは道理だと思う。ただ私は、細かい動作や機能、インターフェースの好き嫌いを、有料か無料かということより重視しているわけです。
だから、有料ソフトでもとりあえず試してみることにしています。ただ、CD-ROMに入れて売られてるようなソフトは、やたら重かったりデータ量が大きかったりすることが多くて、なかなか手が出ません。Vectorでシェアウェアを厭わない、というくらいのスタンスです。
さて、ウイルスバスターや仕事用の3DCADやシミュレーション用ソフトなどは別として、自分が使うほぼ全てのパソコンに、自分の都合で入れている有料ツールを書き出すと、以下の通り。
xplorer2 も TTT Editor と同様、何がいいのか説明しづらいツール。無料の競合ツールがたくさんあって、機能面ではとくに優位性がない。しかもデフォルトの設定だと(私には)使いにくい。それでも、自分好みの使い勝手を追求していくと、カスタマイズした xplorer2 が一番いいんですよね、私は。
ただ、たまにしか使わない共用パソコンで有料版の機能は必要ではないので、そこは臨機応変に判断してます。ばっちり同期も同様に、必要なレベルのライセンスを選択してます。
ウェブアートデザイナー(WAD)はホームページビルダー(HPB)のおまけ。これだけのために、叩き売りになっている古いバージョンのHPBを買い漁り、10枚くらいCDを持っています。特殊なお絵描きツールで、他に同様の設計のソフトを見たことがない。不満は多いけど、唯一無二の存在なので仕方ない。
WADの進化は7年間くらい止まっていて、担当者は何をサボっているのか、と思う。反転したら1ピクセル小さくなるとか、不具合の類だと思うのだが。何度も意見メールは出したけど、なしのつぶて。
それにしても、書き出してみると意外に少ないね。使うパソコンが増えるたびに必要なライセンスを買い足しているので、かなりの出費になっているような気がしていたんだけど、大したことないや。自宅のメイン機にしか導入していない有料ソフトが他に10種類くらいあるとはいえ……。
あー、そうか、みんなが無料にこだわるのって、自分が使う全てのパソコンで環境を揃えたいという理由もあるのか。自己解決してしまった。たしかに私も30種類くらいの無料ツールを全パソコン共通で使っていますね……。
インストール不要のツールが大半で、初使用時にSDカードから所定の場所へコピーしてます。その中にランチャーが含まれているので、これをスタートアップに登録。設定ファイルごとコピーしているから、これだけでいきなり、使い慣れたツールを全てランチャーからバリバリ使えるというわけ。
やっぱりここで、いちいちライセンスの追加購入手続きが必要になると面倒ですね。お金が惜しいというのではなく……と、一瞬、書きかけたんだけど、やっぱりお金が惜しいという気持ちも否定できない。