趣味Web 小説 2009-11-03

ボランティア活動が続かない

社会人になってから……意外と、ボランティア活動というのが、続かない。

結局、責任感というか使命感が足りない。何かと他の事情を優先させてしまう。すると「戦力として計算できない」から、人手の足りない部分のヘルプ役になり、そうすると活動間隔が開き、そのうち、向こうからは連絡がこなくなってしまい、こちらから問い合わせるのが面倒に思えてきて、ようするに自然消滅する。

というのは私の言い分で、最初ばっかり熱心で、すぐに飽きてしまうダメな若者の典型という感じだろうな。つまりさ、最初の内、何かと連絡をくれるのは、慣れるまでのサービスなんだよね。活動が定着した人というのは、自分が積極的に計画段階から関与していくのだから、電話など必要なはずがない。

今はまだ、「時給ゼロ円のアルバイト」感覚で「助けがいるなら連絡ください」という水準の人材を扱えるようなボランティア団体は、ほとんどないらしい。いずれはそういう方向に進まないと、これ以上、ボランティアが日本で広まっていくのは難しいように思うのだけれど、そういう変化を「堕落」と認識してるっぽい。

日本人は公共精神が足りない、意識が低い、というような愚痴ばっかり聞かされて、どうにも嫌になってしまう。なんで人助けをしにきて「すみません」と言い続けなきゃいけないんだろ、みたいな。

相手の言い分はわかる。ボランティアをなめるなよ、みたいな矜持がないと、どんどん活動が崩れていってしまうというのは、ホントよくわかる。わかるから「すみません」というわけだけど、もっとうまいマネジメント手法がないものか。これって、ないものねだりなんだろうか。

小中高と、委員会活動や学校の掃除とかが好きだった私でさえ「ついていけない」んだもの。並外れた意欲を前提としたマネジメントのままでいいのかな。

えーと、詳しいことは書きたくないので、とりあえずここまでにしておきます。最初に述べている通り、私が続かないのは、第一に私の問題だと思っていますので。何の提案もなしにブツブツいってすみません。

補記:

私がある程度関わったことのあるボランティアっぽい性格のある組織の中では、町内会というのは、よくできていると思う。一般会員と役員の2重構造、回覧板システム、あとこれは地域にもよるだろうけど役員は毎年改選で同じ人が連続してはいけないというルール、とかね。あと加入者に多少のメリットもあるし。

ただ、町内会にせよ、消防団(これはかなりの意欲が必要だったりする)にせよ、家が近所同士の互助会だから成り立っているシステムに支えられている側面は無視できない。これをどうやって、広域に分散した有志からなるボランティア組織の運営に応用するか、と問われると、私には答えがない。

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