趣味Web 小説 2009-11-09

memo:お節介なアメリカ、放っておいてくれる日本

際限なく理想が高くなり、当然それは達成できないから、自己嫌悪に陥る、という話。

向こうの事情はわかりませんが、日本の場合、意外と「降りる」ことが認められている感じがします。「みなさんからは不幸に見えるかもしれませんが、私は現状に満足しておりますので」といえば、ああそうですか、と放っておいてもらえる。だから、「足るを知る」ことで幸福になれます。

幸福の基準は各自の心の中にある、という考え方が、日本では割と浸透していると思うんですよね。人が満足しているのに、しつこく「本当は不幸なはずだ」などと絡んでくるのって、せいぜい4人に1人くらいじゃないですか? 判断はいろいろでしょうが、私は「無視しようと思えば無視できる割合だな」と感じています。

どちらも大好きなテレビドラマ。関東では深夜に放送中。

人間性に大きな欠点を抱える主人公が活躍する物語。どちらの作品にもお節介な人々が登場します。とくにBONESのアンジェラはウザ過ぎる(笑) 日本のドラマだと「一部で陰口をいう人も」という程度の描写になって、お節介焼きが出てこないことが多いんじゃないか。

「相棒」の杉下右京や「ギネ」の柊奈智と周囲の人々との関係の描き方を見るに、彼我の文化の違いを少し感じたり。職場に「親友」がいるかどうか、とか。ブレナンはよりによってアンジェラと親友同士。そういえば、日本のドラマで職場内に主人公の親友がいるという設定はあまり見かけないね。

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