雑用仕事をやって「気楽」な会社員生活を送りたい男性だって少なからずいるはずだから、男女という分け方じゃなくて、本人の希望で選択する仕組みにするべき。
以前いた部署では、私が配属された当初は事務系採用の若い女性正社員(と技術者としては「上がり」になった主任研究員)が庶務をやっていたんだけれども、その若い正社員が「俳優になる」ために退職すると、女性の派遣社員が職務を引き継いだ。その後、一時的にポストが廃止されたりなど転変。
先日、久々に顔を出してみたら、今は50歳代の男性派遣社員が勤務されていました。老親の介護のために旧職を辞し、無事に最期を看取ったので、派遣登録されたのだという。別に、おじさんが雑用仕事をしたって、絵的な違和感は微塵もない。どこかで見たような……あ、そうか、小中学校の用務員さんだ。
ていうか、そもそも庶務は男女一人ずつだったのだから、男性二人になったからって違和感などあるわけもないな。庶務の方にみんなあれこれ「お願いする」という文化が浸透していたということもある。
もともと勤務先で女性の庶務が多かったのは、本人の希望によるという。そういえば、以前から勤務先の「受付」は、中高年の男性社員が担当していることが珍しくなかったんです。割と人気の職種らしい。むしろ他社の受付に女性が多い理由がわからない。受付をやりたいおじさん、少ないのかな。
一時期のサラリーマン社会がヘンだったのであって、私の勤務先に限らず、いずれどこの会社も自然な状態に復していくのではないか。男性だから、女性だから、なんて窮屈な考え方は、廃れていくと思う。
i_nemuri 女性職員ばかりの老人ホームでは、男の私が雑用係です。特にマイコン関係・電器関係。もしかして多数派の苦手とする仕事が「雑用」って言われてるのかも?
ひとつの側面としては納得の説明。