趣味Web 小説 2010-01-01

年頭所感:2010年の基本方針

1.

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

リーナスの毎日は、組織に所属する技術者たち以上に勤勉である。その生活は「好きなことをしてただ漠然と過ごす」とか「嫌なことをしないで安逸な時間を過ごす」という安易なイメージの対極にある。「面白くやりがいのあること」だからこそ、没頭して長時間その対象にコミットする。よって社会への貢献度も自然に大きくなる。そのことに自負を持つ。そういう生き方である。

梅田望夫さんは「上位10%」を自認する意識の高い層に向けて発信されているのだから、リーナス・トーバルズさんの生き方を規範として紹介するのは正しいと思う。

私は「下位90%」の一人として生きていきます。「好きなことをしてただ漠然と過ごす」「嫌なことをしないで安逸な時間を過ごす」……素晴らしいことじゃないですか。そんな幸せな時間を少しでも長くとれるよう、現在の天国のような環境を守り抜くための様々な「戦い」を継続します。それが2010年の基本方針です。

  1. 内なる自分の声との戦い。「お前、そんなんでいいのか」この追及がやむことはありません。私は何度でも「いいのだ!」と叫びます。敵は社会通念を笠に着て自分を大きく見せようとする。こちらには、「生者の実感」しかない。だから、きちんと食事をして、声量で勝つ。
  2. 生活防衛。低コストで満足感の高い生活スタイル、職場に隣接する充実した住環境は、春以降の勤務地においても、きちんと再構築する。栃木の平原の中での「車なし生活」にチャレンジします。
  3. 不況に抗う。私の経験に照らして、今の勤務先ほど、所属していて不快の種の少ない組織はない。しかも、無理のない仕事量で、十分な生活の糧を安定して得られるのです。この幸福の基盤を、万が一にも失いたくはない。短期的には本末転倒をも厭わず、仕事を守る努力は惜しまない。

2.

ブログは、適当に書き続けます。

ところで、このブログで過去にはてブで話題になった記事の少なからずが「家庭」をテーマにしたもの。私はただ、思い出話をしているだけです。でも、それだけのことが逆に、大人の視点が並ぶブロゴスフィアの中では特異な印象を与えるのかもしれませんね。

どの程度、更新が続くかはわかりませんが、2010年もよろしくお願い致します。

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