新年早々、こんな本を読んでしまった……。はぁ……。あ、この本そのものはお勧めします。だから意気消沈しているわけで。
他人のブログはともかく、この備忘録の記事にはダメな議論しかない。私は読者を説得したいのだけれど、みなさんは私の意図とは距離を置いて、「お話」として楽しむことに徹した方が安全でしょうね。
私は面倒くさがりなので、記事を書くのにいちいちデータを調べない。私は自分の考えにそれなりに自信を持っていればこそ、こうして記事を書いているのだけれど、根拠は乏しい。だから私の記事のほとんどは比喩と例話から説き起こされており、ようするに信頼できない。結果的に私の意見は正しいかもしれませんが、偶然、たまたま正しかっただけ。
ところで、『ダメな議論』の肝はたしかにチェックリストなんだけれども、個人的に感銘を受けたのは、人間が客観的な損得では説明しがたい「信じたいこと」を信じるメカニズムの解説。「自分に都合のよい話に飛びついているわけじゃない、「正しい」から信じているんだ」というときこそ、危ないんだな。