いま(スクリプトをOFFにする設定が見当たらない)Google Chromeでこのブログを閲覧すると、デフォルトでは「plant」という製作者CSSが適用されます(製作者スタイルを外すことも可能)。「plant」は、「aamall.jp」にデザイン画を発注し、画像の切り出しとCSS製作は自分で行う、という手順で2005年12月に作ったものです。
aamall.jpは小企業や個人のブログ向けにオリジナルのデザインを製作するサービスです。一時期は20人を超えるデザイナーさんが登録されていました。私は発足直後のaamallに興味を持ち、書画が得意だというデザイナーさんに発注しました。注文の内容は以下の通り。
ところが、「Joshuainkみたいにしてほしい」という私の要望に無理があったらしく、デザイナーさんが降板。aamallデザイナーチームが仕事を引き継ぎました。CSSの納品は困難とのことで、成果物を完成図一枚に変更。それでもなお作業は難航し、半月余りも悪戦苦闘が続きました。
本来は発注から1週間以内に納品(実働3日)の予定が、約1ヶ月の長丁場に。大赤字もいいところだったろうな。ともあれ、自分では製作不可能な水準の絵が納品されたので、注文者としては満足しました。その後、一枚絵からの素材の切り出しとCSSの製作には、半日かかったと思います。
久しぶりに見てみたら、すごいことになってました。ブログデザインの基本料金が250,000円だという。フルタイムではないにせよ、半月以上も拘束されてしまうケースがあるとすれば、当然そういう価格になりますよね……。
サービス開始から4年余り。残念ながらaamall.jpは大成功しなかったようですが、細々とでも営利事業として継続できているのは、すごいことだと思う。
プロの仕事だって、最初は試行錯誤と七転八倒の苦しみがあるもの。この記事の趣旨は「草創期のaamall.jpは意想外の事態から逃げず、私の小さな案件に大赤字を厭わず全力で取り組んでくれた」ということです。