趣味Web 小説 2010-01-17

ドアの取っ手が壊れたら

フミコ・フミオさんが実家の書斎に入ったところ、不運にも扉の取っ手が壊れてしまい、出られなくなったのだそう。窓には防犯用の格子がはまっているので、外へ出るには扉を開けるしかない。

カナかな団首領さんの提案は、針金ハンガーで扉をラッチを押し込み、扉が開くようにするというもの。フミコ・フミオさんは、試してみたけど隙間が狭くて無理だったという。

「面白いな」と思って私の部屋でも試してみたんだけど、たしかにハンガーは使えなかった。じゃあ……と厚紙や樹脂板を使ってみたんだけど、予想していたよりラッチが固い。金属板なら……と思ったんだけど、加工がたいへんなのでパス。下図のようにラッチの奥に枠木があるので、L型にカットしないと枠木とラッチの間に入らない。難題だな、こりゃ。

図:枠木とラッチ

まあ、私の場合は一人暮らしなので、扉を自分で壊すことになると思う。フミコ・フミオさんの場合は、消防を呼ばず、物を壊さず、家族にも気付かれないように、という縛りをつけているので、強硬手段をとれない。夏なら別にいいんだけど、冬は寒いからつらいですよね。

追記

フミコ・フミオさんは無事に脱出に成功されたそうです。詳細は上記リンク先に追記されています。フミコ・フミオさんが閉じ込められた部屋の扉には、邪魔な枠がなくて、外からカードか何かでラッチを押し下げて開けてもらったらしい。うちみたいな造りだったら詰んでたのかな。

余談

私がかつて所属した大学の研究室、実験室には、建物が施錠されて出られなくなっても大丈夫なように、毛布が用意されていました。低層階の廊下にはセンサーがあるので、手洗いを利用したい場合に階下へ降りないように、という指示も。聞いたときは笑ったんだけど、私も一度、お世話になりました。

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