趣味Web 小説 2010-02-24

レンタルDVDのCMで成り立つ海外ドラマの深夜放送

1.

あるある。

上の話とも関係してると思う。ウェブ日記の話題なんて、書けるものから書けばいい……というのは当たり前の話なんですが、しばらく間があいてネタがたまってくると、自分の中で敷居が高くなっていく。いまさらこの話? みたいな。(ほとんどの)読者は気にしないだろうけれども、書き手のモチベーション的に。

ポリシーを持つのは悪いことではないとしても、「信条に反する」ことを気にして、やったほうがいいことを「できない」のは問題。

半月ほど更新を休んでましたが、いくつか下書きしてたこと、書きたいと思ってたことはあります。別に忙しかったわけじゃないんですよね。なんというか、優先順位の問題。過去の日付を、適当に埋めていくつもり。作家が雑誌や新聞に載せてる「日記」も、実際に書いてるのは締め切り直前だったりするでしょ。その内容を思いついたり考えたりしたのが、その日あたりだったなら、そんなに変な話でもないと思う。

2.

ところで、東映はバンダイと並んで作品のネット配信に積極的な企業のひとつ。それでも最新作の配信には及び腰らしい。新作はレンタルDVDで視聴してほしいらしい。現在、第八巻(29~32話)まで。DVDのレンタル開始日は放送の約4ヵ月後となっており、完結は6月の予定。ネット配信はその後の適当な時期になりそう。

いまフジテレビでは土曜深夜に『24 シーズン7』を放送中。昨年の晩秋に放送が始まった頃の主なスポンサーは、ちょうどその頃にDVDレンタルを開始した『バーン・ノーティス』でした。ところが2月になると、日本テレビで『バーン・ノーティス』が放送開始。『24 シーズン7』のCMは『プリズン・ブレイク ファイナル』のDVDレンタルにチェンジ。

理由はわからないけれども、DVDレンタルの市場規模はネット配信とは桁違い、らしい。『プリズン・ブレイク ファイナル』なんて関東では2月の頭まで地上波で深夜放送されていたはずで、DVDレンタルの需要がそんなにあるというのが不思議。しかしともかく、10万人か20万人かわからないけれども、その程度の人数が1枚300円とか400円でDVDをレンタルしているから、『24 シーズン7』の無料放送が成り立っている。面白いな。

ていうか、深夜ドラマをみんなリアルタイムに視聴しているのかな。録画するのが当たり前になっていたら、DVDレンタルの需要ってどこから出てくるのだろう。

というのは、『24 シーズン7』って、レンタル用のDVDが完結する前に放送が始まっているんだよね。テレビ放送を見て「これは面白い! 続きが気になる!」と思ってレンタル屋さんへ行っても、途中までしかない。結局、放送開始から2ヶ月くらいでDVDは完結したと思うけれど、それだけ待てるならテレビ放送を待っても大差ないんじゃないかなあ。

あるいは。TBSの『LOST シーズン3』の放送が終了したから、半ばお布施のような感じで『LOST シーズン4』のDVDをレンタルしてもいいかな、なんて思っていたんだけど、そのまま次の週からシーズン4の放送が始まった。そんなバカな、と思ったね。アメリカでの本放送では半年の休止期間があったんだよ。

テレビ朝日の「ハリコレ」で放送されてた『ナンバーズ』の場合、テレビでシーズン1が放送されている途中でシーズン2のDVDレンタルがはじまったから、「なるほど」と思ったんだけど。

まあ、『LOST シーズン3』を見てると、シーズン1とシーズン2を視聴したくはなる。ずっと無関心だった『プリズン・ブレイク』も、今ひとつ魅力を感じないファイナルを見てると、評判のよかったシーズン1が気になる。でも、実際にはまだレンタルしてないんだよね。

私みたいに金と暇のある視聴者すら腰が重いのに、よく商売が成り立っているよな……と。

3.

海外ドラマもけっこういろいろ見てきましたが、私の一押しは『Dr.HOUSE』かな。偏屈な名医が患者の病気の正体を突き止めていく。視聴者おいてけぼりの治療法を巡る専門的な議論に、セリフの多くが費やされる。そんなの何が面白いの? まあ、見ればわかりますって。日本市場では製作不可能な作品ではなかろうか。

日本のドラマも面白いですよ。海外ドラマが重厚に見えるのって、単純には画面に影が入り込むからじゃないか。人の顔にバッチリ陰影がつく。日本の職場は蛍光灯でピカピカに照らされているから、顔にも床にも影ができない。日本の素晴らしい労働環境と住環境が、ドラマの画面を薄っぺらくするのだと思う。『西部警察』だと夕日の差し込む部長室がカッコいいけど、あれはリアリティー無視だから成り立つ話であって。

『24』に登場するCTUもFBIも、部屋の端の方が暗く見える。廊下とか、驚きの暗さ。『CSI』や『BONES』を見ていても、あんな暗い部屋で試料観察をするなんて信じられない。登場人物が屋内で会話するシーンで顔アップになると、背景は黒く沈む。息が詰まらないか。

そういえば『相棒』の特命係の部屋って、いつも薄暗いですよね。おかしいのは、鑑識の米沢さんまで暗い部屋にいること。『臨場』でも主人公の職場は窓を光源にして画面に奥行きを出してたっけ。どれもこれも嘘っぱちでしょ。日本の現代ドラマも、だんだんアメリカ作品っぽい絵作りが増えてきたのかな。

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