かつて北朝鮮への核攻撃を希望していた蓮池透さんが、対話重視の立場へ考えを変えていたとは知らなかった。私は、現在の蓮池さんの主張に概ね賛成。救う会、家族会の意見には首肯できないし、「悪を糾弾する」世論の流れには危惧を抱く。そして世論に迎合して、科学すら枉げてしまう政治のあり方は、まずい。
ただ、『現代コリア研究所』の人々が拉致被害者家族を「政治利用」している、という批判には賛成しない。現在の蓮池透さんが『マガジン9条』で好意的に紹介される、というのも「政治利用」だと思う。説得されて「なるほどそうだ」と思ったのを、別の価値観を基準に「洗脳だ」と決め付ける不毛さに近い。
私自身、このあたり、数年前とは見解が変わったところ。