趣味Web 小説 2010-04-02

memo:ゲームソフトの中古販売について

中古ゲームを買わず、売らず、と誓約したら、パッケージソフトを1本も買わないまま1年半が経ってしまったのだという。個人的には、これ、法律が経済の事情と不整合なので業界が困っているという事例のひとつだと思う。まあ「業界」の側も「販売差止」を求めて裁判を起こしたのだから、負けてよかったのかもね。

裁判で争われた当時、あるいは現時点においても現実的に実行可能なことかどうか、私には判断がつかないが、シンプルに考えれば、中古販売からも一定のリターンがあれば、権利者は納得がいくはずだ。2002年の段階では、そんな仕組みを強要したら、流通が煩雑になりすぎて中古市場が成立しない、といわれた。

が、不可能が可能となって、一度は滅びたビジネスが復活した事例はある。例えばコミックのレンタルだ。IT技術と個配流通の発達により、安価な漫画本の単品管理と、顧客との取引情報管理が現実的なコストで実現できるようになり、高度成長期に権利問題をクリアできずに滅びた貸本業が復活した。以来、私はコミックに関しては古書店の利用を極力減らし、権利者に利益が分配されるレンタルサービスを積極利用している。

コミックレンタルの成功例がそのままゲームにも適用できるとは思わない。しかし、中古市場と並立する形で、権利者にも利益が分配され、消費者にとってほぼ同等の利便性が提供されるビジネスが、いずれ始まることを期待したい。ただ……海外ではどうだか知らないけれども、日本では長く続いた法律は道徳のようになって価値観と融合してしまうこともあって、スッキリした解決策はなかなか実現されないんだろうな……。

どっちもいい感じのサービスだと思う。漫画を読むのが遅くて、「漫画喫茶だと急かされているような気分になってしまう」という人に、まずお勧めしたいかな。

余談:

やまなしさんは昨年もずーっとゲームの話題で意欲旺盛に記事を書き続けてこられた方なので、今回の件は正直、驚きました。

・つまんないかも知れないから様子見
→ 根下がりするかも知れないから様子見
→ 廉価版が出るかも知れないから様子見
→ 廉価版が出たということは続編が出るかも知れないな様子見

私の場合、シリーズ作品はなるべく第1作から遊びたいと思う性格なので、「続編が出そうだから様子見」はないですね。でも映画でもゲームでもテレビドラマでも、前作の評判を受けて続編が大ヒットという例には事欠かない。私のようなタイプは少数派なのかもなぁ。

ゲームソフトの場合、だいたい続編は前作よりいろいろよくなっていることが多い。首を傾げるのは大抵、物語ですね。いきなり続編をやると、進化したグラフィックや、改善された操作性が「当たり前」になってしまって、欠点にばかり目が行きがち。そういう意味でも、旧作から順にプレイするのが正解だと思ってます。

同様に、リメイク作品をプレイするときは、まず原作を見ますね。画面写真とか、プレイ動画とか。だいたいレビューサイト等では原作ファンがリメイク作品を酷評するのだけれど、正直なところ、本当の本当に原作の方に大きな魅力を感じたことは、私の場合、ほとんどないです。

そりゃまあ大雑把な見た目だけの判断なので当たり前なんですけど、人と会うときと同じで、ネガティブなイメージを払拭して、明るい気持ちで向き合うための儀式なのだから、それでいいと思うのです。

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