趣味Web 小説 2010-04-17

批判の対象が消えたときに

批判の対象が消えると怒る人には与しない。批判すべき発言を相手が取り下げたんだ。いいことじゃないか。

なんか発言消しちゃ駄目みたいなことホザく奴っていろいろ理屈つけるけど人のミス指摘するの好きなだけなクズ野郎ばっかしだよな。

消極的に同意。批判対象の記事が消えて怒る人ってのは、いったい何が目的で批判しているんだろう。

他人の間違いを指摘するのは楽しいし、馬鹿な人を馬鹿にするのも楽しい。許せない相手には、怒りをぶつけたいし、その怒りを共有する仲間を増やしたいというのは、多くの人が持つ欲求だと思う。しかしそれは克服すべきものではないだろうか。消すのは無理だとしても、飼い馴らす努力はした方がいい。

世のため人のために批判記事を書いたのに、リンク先が消えて意味不明になっちゃった? でもさ、それが特定個人を攻撃するだけの内容ではない記事なら、単独でも有意義な内容を持っているんじゃないの。あるいは、本当に世界のために記事を書いているなら、少し記事に手を入れるくらいの手間はかけたっていい。

社会制裁欲求みたいなものが、世間には充満している。私もそれを全く否定するものではない。無理をいっても仕方ない。結果として制裁状況が生じるからといって人々の口を封じる、というのは、むしろもっとヤバイ社会への第一歩になるだろう。

しかし、個々人が自分の感情を制御する努力をするのは、大切なことだ。

自分に正義があると確信できて、しかも仲間が大勢いる、そんなときこそ、心に余裕を持ってほしい。勝手な決め付けで、相手を無敵だと仮定していないか。絶対有利の状況が、自分の言葉を過剰に攻撃的にしてはいないか。他人を多面的に捉える手間を惜しんでいないか。

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