趣味Web 小説 2010-08-28

memo:旧友とコミュニティ

「みんな、って具体的に誰と誰と誰?」の一種なんだけど、現実には、なかなか対処が難しい問題。

大学に入るととたんにアルコールを飲むことを半ば強制的に文化として受容せざるを得ない、というのはなんとかならないものか。とくに大学入学以前の友人とアルコールを飲むことに私は強烈な違和感を覚えてしまう。

そういうコミュニティを離れれば、嫌な思いをすることはない。選択の問題。とはいうものの。

ひとりになるのは怖い、という感覚はわかる。そう簡単にはコミュニティを離れられない。新入生なら、「未成年なので」といって勧められたお酒を(少なくとも初回は)断ってみせた人を覚えて、その場で、あるいは後日に話しかけてみると、意気投合できる可能性が高いと思う。数ヶ月を過ぎると、飲まない人は飲まない人同士(あるいは個人の選択を重視する人同士)で集まるか、増田さんと同様に潜行してしまうので、手近なところで仲間を見つけるのは難しくなる。

大学入学以前の友人が、自分と異なる文化圏へ去ってしまうのは、やっぱり寂しい。追いかけたくなる。でも、こういう変化は仕方なのないものなので、それはそれとして諦めて、新しい人間関係を構築した方がいいんじゃないかな。旧友とは今後、1対1で会えばいいと思う。

それでも、自分が一人ぼっちだと、相手はコミュニティの「常識」や「文化」を笠に着ていいくるめようとするから。いまこの場にいるのは自分と旧友の二人だけであっても、つらい。だから、旧友との縁を大切にし続けるためにも、自分と感覚の近いコミュニティを見つけるか、作るかすべき。

すべき、といわれて簡単にそうできるなら、人生に苦労はないわけですが……。

余談

他にどれほど多くの点で意見が一致していても、友人らの中で自分だけが異なる意見を持っている、というのは、それがたったひとつのことでも悲しいもの。小説などを読んでいると、ときどき、自分の一部に似た人物が登場します。私の場合は、そんなことでも、気休めにはなりました。

Information

注意書き