趣味Web 小説 2010-09-01

グリーン車っていいよなー、とか。

1.

良く働いて呉れたいい機械でした。マザーボードが死亡した模樣です。外してみたらコンデンサが何本も膨らんだり液噴いたり非道い事になつてゐました。

先日、会社のパソコンが新しくなったのだけれども、「調子が悪い」とぼやいていた方のはどれもコンデンサがダメになってました。

今囘のPC故障で感じたのは、矢張り壞れるにしてもバックアップがある事は安心だと云ふ事。データのバックアップもさうだが、マシンのバックアップもあると言ふのは、ネットジャンキーにとつては洵に有難い。

私の場合、最初に買ったNEC製のノートパソコンが何度も何度も故障してくれたので、2台持ちがデフォルトになってます。卒研の経過報告会は個人の都合と関係なく開催されたわけで……。定期的なデータのバックアップは「心がけ」ではどうしてもうまくいかず、自動化が必要だということを教えてくれたのも、このパソコンでした。

2台目のパソコンは中古のB5ノートにすることが多かったのだけれども、今はネットブックに落ち着いてます。

データのバックアップ先はSDカード、ポータブルHDD、Dropboxの3つ。実質的に据え置かれてるパソコンはHDDでいいけど、そうじゃない方はSDカードにして本体と一体化しておかないと、結局、面倒や邪魔が勝ってしまいがち。会社で仕事に使っているノートPCも、バックアップ用に常時SDカードが挿さってます。

2.

PCの組立てもWindowsの導入も「面倒臭い」のでやりたくない。「そこから先」に樂しみがあるやうになつて以來、「環境整備」はただただ苦痛なだけの事になつてしまつた。

私はもともとパソコン自体にはほとんど興味がないので、面倒なことはお金で解決したいと思ってきました。それで、経済的に十分な余裕ができて以降、パソコンは基本的にサービスの質に定評のあるエプソンダイレクトで買ってます。長期保証に加入し「期限後に故障したらアッサリ諦めてリサイクルに出す」と決めてます。自分の手を煩わせない。

「大掃除」を業者任せにして久しいけれども、人余りの状況でもあり「経済的余裕で労働力を買う快適さはかなり凄いことになってきているな」と感じます。最初のパソコンは20万円近い値段でした。いま使ってるパソコンの本体価格は4~7万円程度。こうした価格低下分をあれこれのサービスに振り向けてみると、意想外の快適さがいろいろ得られて楽しいです。

Dropboxなんかも、有料版にすると用途がぐっと広がるわけです。無料の2GBじゃカツカツなんだけど、とりあえず50GBまで拡張すれば、映像と音楽以外はたいてい何でも常時監視でバックアップできちゃう。

昔はAcronis True Imageでシステムごとバックアップを取っていたのですが、何度も何度もパソコンが壊れて経験を蓄積した結果、「自分はデータだけでいいな」と納得しまして。「そっかー、壊れたかー。ついでに使ってないソフトは整理しちゃうか」みたいな。その場合、「ばっちり同期」有料版は最高だと思います。

ファイルのバックアップだけなら無料のツールがたくさんある? それはそうなんだけど、いちばん使い勝手のいいソフトが数千円~1万円程度で買えるなら、今の私はお金を出しますね。

3.

入社時の手取り月給が13万円と少し。年に約1万円ずつ増えていき、近年、20万円を超えたときがひとつの転機だったと思う。同僚は相変わらずカツカツの生活を送っているらしいのだけれど、私は生活の満足度が急上昇。いったい何が違うのか。少し話してみると、「なるほどね……」と納得しました。

私は、「本体」をランクアップしないで、「付加サービス」を充実させているんですよ。例えば、新幹線には乗らないで、グリーン車で読書を楽しみながら移動する、みたいな。パソコン本体の性能を上げるのではなく、サポートサービスにお金を払う。車は買わない。徒歩で何でも揃う場所に居を構えて、ちょっと重いものは配送サービスで送ってもらう。部屋数より防音。

結局は、その方が満足感が高く、お金の節約にもなるのです(貯金も増え続けてる)。私だけかもしれないけど。

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