趣味Web 小説 2010-11-11

最近の地デジチューナーは価格も性能もいい感じ(2010年秋)

1.

「2011年7月24日の地上デジタル放送への完全移行が予定通りに行われるかどうか」という話題が、私の周りでちょっと盛り上がりました。私は「計画通り」派なんだけれども、「延期される」派が過半でした。

私の論拠は地デジチューナーの値下がり。

経済的な理由で地デジ対応が困難な世帯等(NHK受信料全額免除世帯)に対して、地上デジタル放送簡易チューナーの無償給付等を行う事業に関して、昨年、今年と続けて公募が行われました。昨年は12社、今年は13社が一般競争入札に参加し、昨年はアイ・オーとバッファロー、今年はピクセラとバッファローが事業者として採択されました。

目を引いたのがその価格。120万台で36億円、つまり1台3000円。落札した会社のいちばん安い製品をAmazonで検索してみると、どれも5000円未満でした。アンテナ工事費という課題は残っているけれども、大多数の人にとって「貧乏で地デジ対応機器を買えない」という説明は相当に苦しい状況になってきたように思います。

2.

最近の地デジチューナーには、録画もできる機種が多々ある。液晶ディスプレイと地デジチューナーがあれば、テレビ+レコーダーに早変わり。たいていの機種は録画用HDDがUSB外付けなのだけれども、バッファローの新商品はHDDを内蔵してスマートにまとめており、目を引いた。

BUFFALO レコーダー機能搭載 TV用チデジチューナー 500G DTV-H500R

実家のHDD+DVD+VHSレコーダーはアナログ専用だったので、買ってみた。母は現在のレコーダーで録画番組をDVDに焼きたいと思ったことは一度もなく、視聴済の録画番組は遅かれ早かれ全て消してきたそう。追っかけ再生機能なども全く使ったことがないし、そういうことができたらいいなと思う場面もなかったとか。1ch録画で困ることもないという。だったら、この製品が最高だろう、と。(ちなみに父はレコーダー自体に関心がなく、見損ねた番組のことは即座に忘れ去る特技を持つ超人である)

とにかく小さい。軽い。機能がシンプルで配線も操作も簡単。起動が早い。番組表から録画したい番組を選んで決定ボタンを2回押すだけで録画予約が完了する手軽さ。25年前のVHSレコーダーで機能的には満足できている人なら、価格10分の1、体積20分の1、録画時間30倍、画質と操作性は圧倒的に向上……と技術の進歩に感動できる商品だと思います。

3.

最近のテレビは端子が多すぎると思う。実家のテレビにDTV-H500Rを接続する際、説明書が必要になったのはテレビの方でした。「入力9」とか、多すぎないか? 誤ってリモコンの入力切替ボタンを押してしまうと、元の映像まで戻るのにボタンを連打しなければならず、ついつい勢いでまた通り過ぎてしまい……。うがー!

逆に液晶一体型のパソコンに映像入力端子が乏しいのはどういうわけなのだろう。個人的には、長らく「ノートパソコンに映像入力端子があったらいいのにな」と思っていましたが、いつの間にかTVチューナー内蔵タイプすらレアになりました。家庭用PCなら映像出力機能こそ不要じゃないか、と思っていたのに、それは断然少数派だったらしい。今ではHDMI端子搭載ノートPCがゴロゴロしていますよね。

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