趣味Web 小説 2010-11-19

だんだん気が緩んでいく

1.

いままでチェーンがバレるの避けてましたけど、これだけはバレやらないとなにも書けない。

この程度の話題に触れるためにばらしちゃうの? と疑問に感じた。いろいろ情報収集しながら考えたこと、というスタンスで書けば、嘘を避けつつ具体例について語ることもできたろうに。

これまでは、具体例を書いているようでいて、本論に関係ない部分はディテールをぼかすことでチェーンを秘密にしてきたわけです。今回も話の引きの部分だけ「見聞したこと」として具体例に触れて、自分のところの話は抽象化して語れば、本当は全く同じ話を語り直しているのに、読者の方では都合よく「それとこれとはよく似た別の話」と解釈して読んでくれたんじゃないかと思う。

コンビニ店長というイメージに水色のカラーがついて、ちょっと具体的になって、好奇心が少し満たされた感じはするけれども、先行きに不安を覚えた。突然ブログが非公開になる可能性が高まったと思う。G.A.W.ではコンビニ店長のお仕事について部分的にかなり詳細に書いてこられた。過去に機密に属することを書いていなければいいけど……。フランチャイズのオーナーだから、最悪の場合でも何とかなる、という自信かな。

2.

私はどうだろう。たぶん機密は漏らしていないはずだけど、絶対の保証はない。会社の名前と結び付けられたとき、会社の得にならないことは、ずいぶんいろいろ書いてきた自覚がある。

上司バレしたときは、仮名で書いているなら今のところ趣味の範囲だと思う、とのことだった。今はどう思っているんだろう。もう読んでないのかな。薮蛇になると嫌だ……っていうなら、まずこの段落を削除するべき! 私はもし今の職を失ったとして、もっといい会社に再就職できることは99%ないと思っている。だったら安全策で仕事関連の話なんかひとつも書くべきじゃない。だけど、こんなこと何の利益もないのに、我慢できてない。だからG.A.W.のチェーンばらしは他人事じゃない。

怖い。こうしてだんだん気が緩んでいくんだ。そう思った。ひとつの対策として、気休めだが、仕事関連の記事には必ず創作を加味している。会社側が「この記事はデタラメ! 事実無根!」と断言できるように、という意図がある。

所詮、私が職場で体験したことについて書いている記事は、ハナから読者による検証を拒絶している。記事の価値自体は、創作でも実録でも同じだと思う。が、もし違うというなら、私は記事の価値を下げる方を選ぶ。フッターに「備忘録の内容は全て創作!」とか書こうかな、と。ブログは給料くれないし……。

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