私が共有レンタルサーバーのアカウントをいちばんたくさん持っていたのは2004年。当時のメモを見ると、13もあった。その後、自分用のファイル置き場にしていた無料アカウントを中心にいくつか削除したが、某サイトの縮小移転を機に、ウェブサイトを公開していたアカウントも大幅に整理した。いま残りは3つ。
当初は公益が上回るので合法だった犯罪報道も、いつまでも公開を続ければ罪を償った人への名誉毀損になる。ウェブにいったん公開された新聞社の事件記事が、数ヵ月後には制限公開(会員制の過去ログ検索サービスなどでしか読めない形)になるのは、そのためだという。
個人の違法とはいえない行為への批判も、同様に考えるのがよいと(今の私は)思う。批判記事を取り下げても、それは相手の意見が正しかったと認めたわけではない。問題に見合った攻撃の程度というものがあるのではないか、といいたいのだ。それ自体は正当な批判だとしても、ある人の名前を検索したとき、10年も20年も、検索順位の上位に、その人の一面を批判した記事が居座り続けるのはアンバランスだと私は思う。
というわけで、いくつかのサイトは、残したアカウントに縮小移転した。