趣味Web 小説 2011-04-05

memo:震災で認識を新たにしたこと

勉強になった。ヨーグルトや納豆などの発酵食品は環境管理が重要なので、長時間電気が途切れないことが必要なのか。といって、半導体のように「瞬断でも商品がパーになる」というものでもないから、工場に巨大電池は用意していないわけだ。まあ半導体の工場でもふつう、数時間もの停電に耐えるほどの電池は用意していないわけだが。

私がこのたびの震災で見直したお店の第1位はイトーヨーカドー。小山駅付近の価格勝負のスーパーがヨーグルトや納豆の取り扱いを断念する中、イトーヨーカドーは広島県などから商品を仕入れ、「値段は高いけど取り扱い中」としていた。

まあ、ヨーグルトはともかくとして、隣接する家電量販店では最初の揺れで天井から天板や大きなダクトの蓋がボコボコ落ち、スプリンクラーも誤作動して、店内がメチャクチャになった。これで客に怪我がなかったのは幸運でしかなかったろう。だがイトーヨーカドーの建物は、きっちり揺れに耐えた。

故郷にもイトーヨーカドーはあって、堅実経営でジャスコやダイエーより商品の値段は高め、というイメージだった。よく潰れないなと思っていた。ジャスコやダイエーが今回どうだったかはわからないが、激安の家電量販店や、価格勝負の近所のスーパーとの対比は興味深かった。目先の価格にとらわれず「イトーヨーカドーの安心感を買う」というファンの気持ちが、私にも理解できた。

Information

注意書き