「Amazonはどうしてこんな素晴らしいレビューを消すんだ?」という疑問の声が噴出しているわけですが、私の知る限り、Amazonに深い考えはありません。
かつて私が書いた『クロノ・トリガー』を絶賛するレビューは、長い間「最も参考になるレビュー」であり続けましたが、ある日突然、消えました。私は驚いてAmazonに問い合わせたのですが、その回答は「字数オーバーだから」でした。Amazonのカスタマーレビューは800字以内でなければなりません。たぶん誰かの通報があったんですね。それでチェックが入り、形式的に削除されてしまったのだろうと思います。
私が書いたレビューの中で、支持率9割超かつ200以上もの「参考になった」票が入ったレビューは他になかったので、とても悔しかったです。けれども、字数の規定に違反していたのは事実だったので、私は納得するしかありませんでした。
このように、Amazonは商品の販促に有利なレビューであっても、通報があれば形式的に削除しています。インクさんの『もしドラ』レビューは、その内容が商品を貶すものだったから消されたのではなく、単純に規定上限の2倍の文字量だったから消されたのだと私は思います。再投稿されたレビューはさらに100字ほども長くなっており、再び消されたことに何ら疑問はありません。
長いレビューを書いても通報されなければ消えないので、「800字を超えるレビューは一発削除」というメカニズムに気付いていないのかもしれない。インクさんの長文のレビューには読ませるものが多いだけに、削除のリスクを背負い続けるのはもったいないと思う。
まあ、本当に内容がひどくて消されるレビューもあるのだけれど、インクさんのレビューはどぎつい罵倒語を使っていないし、作品の内容にきちんと触れてもいる。内容がまずくて消されたとは考えにくい。