趣味Web 小説 2011-05-18

英語ができたら豊かになれるのか

私は「99%の人には関係ない」に一票。それでも本当に100万人に影響するなら大したもの。

それにしても、フィリピンっていつまで(相対的に)日本より貧しいままなんだろう。昨年、台湾の1人当たり購買力平価ベースのGDPは日本を超えた。名目GDPではいまだ2倍強の差があり、なんというハンデ戦をやっているのだろう……と思うが、それはまあいい。他方、フィリピンの1人当たり購買力平価ベースのGDPは日本の1/8に満たない。1980年頃は日本の1/7くらいだったので、相対的な差が開いてしまっている。

日本、台湾、フィリピンの1人当たりの購買力平価ベースのGDP推移(1980-2011)

英語圏に対して言葉の壁がないフィリピンの苦難の道程を見ると、日本で英語教育を強化したって、未来がバラ色になるわけではなさそうだ。せめて東南アジア諸国の中でフィリピンが経済的に優等生である証拠を見つけたかったのだが……。

余談:

上でちょっと書いたGDP云々は、ここで調べました。河内淳さんが趣味で作っているサイトだそう。すごいな。河内さんは他にも人気サイトをいくつも作っていらっしゃる。使命感ではなく個人的な楽しみから作っているのだとしても、大勢の役に立っているのは事実であって、フリーソフトの作者の方々と同様、頭が下がる思いがします……。

ちょっと気になったのはGoogle Chart APIを利用しているというブログ貼付用のグラフ画像。苦情はGoogleにいうべきなのでしょうが、グラフの線が少し下にずれる傾向にあって、1980年代のフィリピンのグラフがX軸と重なってしまい、日本の1/7程度のようにはとても見えないという……。

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