趣味Web 小説 2011-06-10

Googleのデザインと科学的漸進主義

このところ、Googleの様々なサービスのデザインは、良くも悪くも、ずいぶん変わってきている。この変化の速さと大きさから想像するに、辞めたデザイナーに同調する側がGoogle社内で主流派になったのかもしれないな。

ボーダーの幅や、特定の部分の色の選択などにいちいち科学を持ち込んで、地味な作業を延々と積み上げていた頃、Googleのデザインは保守的でつまらないものだった。それはWindowsのクラシックスタイルのようなもので、たしかに革新的とはいえず、ダサい印象もあったが、やはり使いやすかったと思う。

しかし Windows Vista までは逡巡しつつもクラシックスタイルを使っていた私も、Windows 7 からはデフォルトのスタイルを利用している。私がふと疑問に思うのは、「クラシックスタイルを改良していったら7のスタイルになるのか?」ということ。Douglas Bowmanさんがウンザリして辞めたのは、「それは無理だ」と考えていたからだろう。

A案とB案の比較ができることはわかっている。では、B案のほうが優れているとして、A案を科学的に改善していったらB案に到達するのか、という話。

最近のGoogleは、以前のデザインを少しずつ改良していくのではなく、ユーザーテストで支持された別のデザイン案で置き換えるという「Windows方式」に転換しているような気がする。

そうではないのだとしたら、何かしら技術的なブレイクスルーがあって、相当大きなデザインの変更まで科学的に行えるようになったのか? Yesなら夢が広がるけど、個人的には使いにくくなったように思えるから、世界中のサービスにこれを真似されては堪らないな……。

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