あー、これね……。上戸彩さんの『アテンションプリーズ(2006)』を見た後で、堀ちえみさんの『スチュワーデス物語(1983)』をレンタルしてみたら、本当にショックだったんだよね。どうして会社ってこんなにまじめでつまんないところになっちゃったんだろうか、と。人余りの時代の残酷を思い知ったよ。
上戸彩さんが演じていたマイペースな主人公は、現代っ子じゃなくて、むしろ昔気質で、それが21世紀ではファンタジー世界のヒーローになってしまっている。悲し過ぎると思った。
急転直下であんなことになってしまったイランよりはマシだとは思うが、イランの国民はイスラム革命を支持したわけだ。日本でも、我が身の不遇を呪う人々がプッツンきて、損得を度外視して正義の貫徹による平等な不幸を求める可能性はある……。