趣味Web 小説 2011-07-12

memo:ゴキブリ退治は毒餌系がいいと思ってる

夫と意見の相違があって(直近の具体的なトラブルはゴキブリ退治を夫婦のどちらが担当するかという話)家を出たが、育児のノウハウの乏しい夫が子どもの面倒を見られるのかどうか心配でたまらない方の手記。実家には癌を抱えた母と高校生の妹と小学生の双子の妹がいるのだが、頼りたくないという。

他人にアドバイスする気にはなれないから、自分ならどうするだろう、と考えた話をメモしておく。

ようは優先順位の問題。

と、整理した上で、もし自分なら、母親と妹たちを頼る。癌でも貧乏でも関係ない。困ったときに相談するのも親孝行だ。兄弟姉妹の絆だ。自らの人生を背負う矜持があれば、「ダメ、助けられない」といわれても、受け入れられるだろう。そうである限り、ゴチャゴチャ考えることはない。

余談:

ゴキブリは、よほど神経質に対策しない限り、近隣に発生源があれば入り込んでくるもの。私はどこでも同じような生活を続けているが、引っ越すたびに出現率がガラッと変わる。

中学生の頃がいちばんひどかったな。団地の1階で、いちばん近い窓から数メートルの位置に扉つきのゴミ集積所があった。あるときから住民のゴミ出しのマナーが悪くなり、ゴキブリが大発生した。結局、収集日の何日も前に生ゴミを出す人がいるとダメなんである。ゴミ回収のたびに団地の清掃員の方が水洗いをするのだけれど、ゴキブリは一時避難するだけ。連中に餌を与えないことが大切だと思い知った。

ホイホイも煙も解決策にならず、1年ほど苦しめられたのだけれども、一念発起して家族総出でホウ酸団子を数百個作り、家の内外のあらゆる箇所に置いたら、あっという間に一掃された。こんなに効くならもっと早くにやればよかったと思った。戸外の団子はすぐに回収したけれども、その後、家の中にはいつも毒餌が置かれるようになった。

この体験があるから、私はその後もゴキブリが出ると毒餌を仕掛けることにしている。大塚にくらしていたときもアパートの1階で、10数メートルの距離に扉つきのゴミ集積所があって、そこにいつも生ゴミがあった。当然、ゴキブリの大発生源である。こんな状況では、家の中で何匹叩いたところで控え選手がいくらでもいるから、意味がない。

毒を食らったゴキブリは、生きてはいても動きが鈍いので、簡単に倒せる。叩いて殺して死骸を紙ごしに掴むのも嫌なら、掃除機で吸い取ってしまってもよいと思う。毒餌を食べたゴキブリなら、もう出てこない(元気なのを吸い取っても、また出てくるだけ。逆流防止弁とか、埃で隙間ができていることが多いし……)。

あと、中学生の頃は台所のホイホイに毎晩何匹もゴキブリがかかっていたから、毒餌をまいたら家中に死骸が転がるかと思いきや、全然だった。その後、引越しの際にも、やっぱり死骸は出てこなかった。とすると、みんな家の外へ出てから死んだのだろうか。後にベランダなどで毒餌を食らってヨタヨタ歩くゴキブリに遭遇することがあったが、そのときにはもう家の中にしか毒餌はなかったのだから、死ぬ前に外へ出たことになる。

周囲の状況にもよるのだろうが、意外なところでゴキブリの死骸に出会って「ウワァ!」という経験は、私の場合はない。まあでも、このあたりは知人間で体験談の食い違う部分なので、覚悟はしておいた方がいいのかも。でも生きているよりは死骸の方がマシだと思うけどね。生きているときにそこまで潜り込んだからそこで死んでいるわけでさ、死骸に驚かされるのが嫌だから、ホイホイの方がいい、という理屈はよくわからない。

そりゃたしかに、ホイホイなら、ホイホイの中でしか死んでいないわけだけれど、ホイホイに入るまでの間にどこを歩き回っていたのかといえばさ……。

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