著作権の話題3つ。読むだけで疲れた。
こちらは商標権の話題。先行するソフトウェアと同じ名称で機能も同等のソフトウェアが登場したのだという。少なくとも日本では、商標は登録しないと保護されない。『履歴消しゴム』は商標登録されていなかったので、法的な解決は困難なのだそうだ。
他方、先行したソフトウェアのファンが書いた記事(リンク先の記事)が話題になると、先行した側のアイコンが、Mac OS のゴミ箱アイコンに酷似しているとの指摘がなされた。著作権は登録不要だから、法的にはこちらの方が危なっかしいらしい。薮蛇だったような感じもする。
書き手の一人が顔見知りなので、興味を持って買い求めた本。内容についてはカスタマーレビューを参照してください。
ここで紹介したのは、そのタイトルに不安を感じたから。それで調べてみたところ、『るるぶ』はJTBが商標登録しているのだけれども、進路、大学、学問、学部学科といった情報の提供は指定商品または指定役務に含まれていなかった。それで安心はしたのだけれど、観光ガイドとして著名な『るるぶ』のイメージを無断借用していることに変わりはなく、法的には許容されるとしても、「だから問題ない」といっていいのかどうか。
私は注文時には発行者情報をよく見ていなくて、実物が届くまでJTBパブリッシングから出版された本(『るるぶ』の増刊か別冊)だと勘違いしていた。だから、「こういうタイトルって、いいのかなあ?」と、腑に落ちないもやもや感がある。