今日もまた、リンク先とは関係ない話をします。
先輩社員って、よく「メモを取れ」っていうでしょ。先日、私もついつい、そういうことをいいたくなったんだけど、ふと「話の全体像が見えていない状態でメモを取るのって難しいよな」と思った。
それで、説明をしながら、自分で自分の話のメモを取ってみた。その結果はというと、割と悲惨な感じ。話の粒度も、部分的には作業の順番さえ、バラバラ。自分の説明が、いかにダメなのかがわかった。
「あー、なるほど、教える自分自身が、何を教えたらいいのか、よくわかっていないんだ。話しながら考えているんだ。これじゃあ、聞く方はたいへんだな」つくづく、そう実感した。
だからいまは、「3分、待ってください。少し調べて、正確な回答をしますので」といって時間を貰ったり、あるいは「申し訳ないけど、30秒だけ待って!」といったりして、正方形のポストイットに回答メモを作成してから、質問に答えるようにしている。
あと、なるべく質問者のデスクまで出向いて回答するよう、心掛けている。問題が起きている現場には、説明に必要なものが揃っているので、伝えたいことをきちんと伝えやすい。移動する手間より、説明のラクさと、理解確認のしやすさが大切かな、と思う。
ポストイットを使うのは、PC作業とかで、モニタに貼り付けられるように。説明するとき、メモが画面のサイドにあると便利。そういうわけだから、糊の部分が左側の裏側にくるように90度回転させてメモを書く。糊を上にしてしまうと、モニタの下側に貼り付けることになって、説明するとき、ちょっと見にくい。
そんなわけで、質問に回答する側も、メモを作ってみると楽しいですよ。
とくに私のように、ただ入社が早かっただけで、能力的には後輩より劣る先輩社員の方々は、有能な後輩の貴重な時間を無駄にしないためにも、会社の業績を上げるためにも、質問にはメモを作って回答する方がよいと思います。質問にパッと答えられないとバカだと思われるかもしれないけど、実際にバカなので、それを隠そうとするより「バカなりに頑張ってる感」を演出する方が、生き残るためには有利でしょう。