W杯サッカーとJリーグも、抽象化すれば構図は似ていて、世界大会の勝敗に一喜一憂するだけの「タダ乗りファン」が多数派。オリンピックもそうだけど、これほど多くの国民がスポーツの結果に一喜一憂するならば、「消費税の税率0.1%分をスポーツ振興税とする」とでもした方が、スッキリすると思う。
受益者負担の原則で、スポーツに関心のある人だけから税金を徴収しろ、という意見もあるだろうけど、過半の国民の主観的幸福に直結する政策なんて、むしろ珍しいくらい。市民の1割しか利用しない(そして5割は利用したいという希望すら持っていない)ような運動公園の整備に多額の住民税が投入されていることに文句をいわないなら、これをダメだという理由は乏しいと思う。
わかりやすい形で大きな税金を投入したら選手へのプレッシャーが……という不安もないではないけど、ロクな支援もなしにプレッシャーばかりかけるのが日本人の現状だと思っているので、それよりはマシじゃないか? どうしても心配なら、「支援を拒否する仕組み」を用意しておけばよいと思う。
camel_neck この人はスポーツの経験無いのかなあ。一緒に喜んだり悔しがったりしてくれる人がいるって選手にとっては嬉しい事なのに。
引用したのははてブのコメント。個人的には、必ずしもそうとはいえない、というのが実感。いろんな人がいる。
例えば私は、夏休みの宿題の絵が賞を取ったとき、先生が喜ぶのが不愉快だった。「あなたは生徒に勝手に絵を描かせているだけで、何も教えてないだろ、アホか」と。宝くじに当たったのと同じじゃないか。単なる幸運って、他人に自慢するようなこではないですよね?
だけど、そんなことをいっても仕方ない。仕方ないので、消費税の税率0.1%分がスポーツの代表選手への支援予算になる、というくらいのわかりやすい仕組みを作って、「同じ日本人というだけで誇らしげにしていい根拠」を作ったら、私みたいな偏屈でも納得しやすい。
nekora たまたま同じ国籍という理由で、金持ちは貧乏人を助けるべき、稼いだ所得を再度分け配る仕組みを強めるべき、的な事を言ってたIDの反応チェック用
うん、だから私は「再分配は普遍の人権に基づくべき。だから日本国内での再分配より、地球単位での再分配の方が重要だ」と思っていますよ。個人的な欲望に敗北し続けている(=自分の意思では収入の5%程度しか再分配できていない)現在の私がいっても説得力がないかもしれませんが。
新聞だけ読んで(ただし社会面は短信以外読まない)、民放テレビを見なければ、ウンザリしないで済みます。棲み分け推奨。ああいう報道を歓迎する人が、きっと多数派なんでしょ。テレビは需要に応えているに過ぎない。
「逆。テレビが日本人をダメにしているんだ」という意見が仮に正しいとしたって、エリートが庶民の娯楽を頭ごなしに奪うような社会は嫌だね。子どもから「低俗な漫画」を取り上げるような方法で、啓蒙なんてできるもんか。ただ憎まれるだけだろう。エリート層が圧力団体となってメディアを実質的に規制したって、エリート層が差別反対の市民団体と同じような存在となるだけで、民心の実態が何か変わるわけじゃない。
あえて問題の早期解決を目指すならば、残酷なようだが、失礼な質問をピシャリとはねつける人を増やしていくしかないと思う。嫌な質問をされないのが理想だが、当面、それは無理なので、質問される側に働きかけて、あるいはせめて自分が質問される立場になったときに、「そのような質問には答えません」とはねつけるよう、努力すること。
ツール・ド・フランスが日本の報道では「無視されている」というのだけれど、産経新聞ではステージ毎にAP通信の短信を載せています。紙面の狭い産経が報道しているくらいだから、他の全国紙が全く報道していないということはないでしょう。地方新聞は、産経よりもっと海外の話題を扱う紙面が狭いから、載ってなくても驚かない。