災害への備え:非常持出袋と備蓄
今秋の防災運動に際して職場回覧となった資料から要点をメモするシリーズ。
はじめに
以下を読むのが面倒くさい人は、非常用持出袋17点セットに飴(100g)と水(500ml)を追加し、他に用途のないリュックサックかショルダーバッグに詰め替えて、下駄箱の上あたりに置いてください。
基本
- 非常持出袋は、半日程度の避難生活に役立つものとし、十分に軽く小さくする。
- 1日以上の避難生活に必要なもの(3日分の水[6L]と食料など)は非常持出袋には入れずに備蓄し、避難生活が必要になったら、改めて家から持ち出す。
- 非常持出袋の中身は、ふだんの生活では使用せず、常時入れたままにしておく。非常持出袋の中身を日常生活やレジャーに流用しない。
- 非常持出袋は、下駄箱の上など、持ち出しやすい場所に置く。押入れの奥などしまい込むのは厳禁。
入れるもの
- なるべく入れておきたいもの
- LEDライト
- 乾電池式ラジオ
- 乾電池式の携帯電話充電器
- レスキューシート(防寒・保温シート)
- 絆創膏などの救急キット
- 折り畳み式のウォーターバッグ
- レジャーシート
- ポケットティッシュ
- ハンカチ
- 飴などの高カロリー密度食品
- 花粉用マスク
- 小銭(公衆電話用)
- 飲料水(500mlペットボトル1~2本)
- 余裕があれば入れておくもの
- ガムテープ
- 筆記用具
- 軍手
- 使い捨てカイロ
- 裁縫用具
- ビニールの雨合羽や折り畳み傘
- 生理用品
補足
- 伝統的な巾着型の非常持出袋は長距離の持ち運びに向かない。疲れにくいリュックサックやショルダーバッグを非常持出袋とすること。
- ライト、ラジオ、携帯電話充電器などの電池は一種類に統一するとよい。
オマケ:備蓄するもの
東日本大震災をはじめとする震災の経験から、自宅避難の重要性が再認識されるようになってきた。とくに、建物の耐震性が高く、海嘯や土砂崩れなどの恐れがない土地の場合、自宅避難の備えは有効。
- LEDランタン
- カセットコンロ
- 備蓄食品3日分以上(水、食料、調味料、缶詰、菓子類……)
- マッチ・ライターなどの着火器具(避難所での使用は厳禁)
- 紙ナプキン・紙食器
- ラップ
- 防犯用品
- ビニール袋各種
- 電池
- 消毒薬
- 非常用トイレ
100円ショップとホームセンターに1回ずつ行けば、だいたい揃う。
Information
注意書き
- 筆者は徳保隆夫(とくほたかお)です。1980年愛知県生まれ。千葉県成田市育ち。メーカーに技術者として就職後、関東各地を転々としています。……という設定です。
- 私の文章は全て実記ではなく小説なので、客観的事実と異なる記述を多々含みます。
- 著作権は主張しません。詳細はInfoで、過去ログなどはNoteでご案内します。