趣味Web 小説 2012-01-11

誰かTogetterにまとめといて

1.

「長文書きたいなら Twitter で細切れ POST するんじゃなくて、ブログ使えばいいじゃん」、尤もな話ではあるが当事者の事情をわかっていない。手間暇がないので Twitter で思いついた順に細切れに並べといて、あとでまとめてブログに書いているのだ。

「私はこうです」というだけの話なら、「そうなんでしょうね」なんだけど。Twitterで連投した人の大多数は、その後、ブログの記事を作らない。「読者サービスとしては、そういうことをやった方がいいのかもね」とは思っても、連投した時点で自身の表現欲は満たされている人が過半なのではないか。

フォロワーが多い人だと、しばしば「誰かTogetterにまとめて」なんてリクエストをしているのを見かける。でもそれって、まとめることの価値を積極的に認めているというよりはむしろ、「まとめ記事なんて、読者にとってメリットがあるだけで、書き手の自分自身にとっては具体的な利益がないから、自分では労力を投じません」という宣言とも受け取れる。

考えてみると、家族・友人・知人とお喋りして「あー、楽しかった」「今日は我ながら少しは面白いことを喋ったんじゃないか?」と思っても、後に何かを残すことなんて滅多にない。

Twitterで連投するのを「もったいない」と思わない感覚って、飲み屋で20分くらい大演説をぶっても「録音しておかなかったのが悔やまれる」と(本人は)思わないのと同じなんだろうな。もちろん、ファンの人は「録音ほしい!」「書籍版もぜひ!」なわけ。で、この落差を埋めるのが「誰かTogetterにまとめといて」。

2.

「ブログて自分が書いたもの以外記録しづらい」という漠然としたルールを意識しがちになるんだけど、実際にいまある欲望はどちらかといえば「この日気になった他人の書いたものも併せて記録したい」だと思ってるので、Reblog や RT も投稿しやすいようにしとかないと使えない。まあこれ、ブログ一般というより、せっかくいまどき改めてリリースされた新規ブログサービスであるところの、はてなブログのことなどを想定して書いてんだけども。

著作権についてどう思っているのか、気になる。

何度でもいうが、Tumblrのリブログ文化は、「仲間内でやれ」。リブログ文化に賛同していない人の著作物を無断転載するな。

Togetterに対しては、「Twitter APIの利用規約を守れ」。削除されたり非公開になったりしたツイートは自動的に削除・非公開とすべし。でも現状のTogetterではそういうことができないので、年に1回でもいいから、まとめ人が責任を持って作業しろ。

ブログで他人の著作物を扱うなら、「引用の要件を満たせ」。

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