趣味Web 小説 2012-02-18

複アカウントOKのSNS(案)

数年前に私が妄想していたのは、「mixiも複アカウントを認めたらいいのに」ということだった。

んで、学校別のコミュニティを全て「公式」に立てる。それから日本中の学校に営業をかけて、過去の卒業生はもう仕方ないとして、在校生とこれからの卒業生全員にアカウントを作ってもらうわけ。それで、同窓会事務局の業務は全部、mixiに移行するの。同窓会名簿の更新が個人情報保護云々で止まってしまい、同窓会事務局はどうにもならなくなっている。mixiなら、そこに食い込んでいけるのではないか。

本名で趣味や生活の日記を書いたり、学校と無関係のコミュニティに参加したりするのは非推奨として、そうしたプライベートな活動はハンドルネームでやってもらうことにする。学校で作ったアカウントでは「先生に見られて不都合のないこと」だけやってもらう。

……出身小学校のコミュニティの参加者数が結局、99人で止まってしまった。同学年に2~3人しかいない状況だから、みんな話すことがない。これでは、物珍しさの先に何もなくて、コミュニティが死ぬのは当然の帰結。卵が先か、鶏が先か。この場合、卵が先だろうと私は思った。

ただ、1人1アカウントだと、上記のアイデアは成り立たない。だから複アカウント制にする。一切の検索を拒否する設定も必要だろう。

補記:

高度情報化社会になったのに、リアルの人とのつながりがなかなかサービス化しない。個々人が管理するアドレス帳と、組織内のアドレス帳が電子化されただけ。そこのところがどうにかなったらいいのに……。

以前、知人と会ったとき、そんな話をした。彼は「だからさ、みんな、そういうのは嫌だったんだよ、本音のところではね」という。「あー、そうですか……」と私。卒業生が、学校のことなんかきれいサッパリ忘れて、ネットでつながらないローカルの書類でしか卒業生だとわからないのを基本とするのが、人々の選んだ自由だったということ。

つながりたい人だけが、あえてmixiとかで出身校を登録する。当然、そんなことをするのは1980年生まれの世代でさえ高校で10%、小中学校では5%にも満たない。デフォ登録で、自由意志で削除としたら、この数字は全然違っていたかもしれないけど、そういうやり方に直感的に嫌悪感を抱くのが多数派か……。

というわけで、これはそこで終った話なんだけど、思い出したついでに書いた。

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