中央広場エッセイ日記更新電信掲示板チャットリンク案内
7月のFW
1日
改革の夏
今日はさ、助役とファミレスでお食事。
CHATではよく戦略会議やってるけど、ナマであうのは久しぶり。
色々と今後の指針を得ました。

だから今月は結構このぺージも変わると思います。
あ、エッセイとかは変わらないけどね。
随分と助役が提言してくれてますので、
休みに入ったら一気にかかります。
壁紙の統一や村内リンクの表示改革とかね。
今は少々エッセイ収録のテーブルをいじってますが、
これからの改革に注目してください。

さてでもその前に僕は試験を解決しないといけないな。
今週は2つ、来週は6つ、再来週は3つ。
その上、今週は2日間介護体験があるし
社会教育実習の打ち合わせに地元の夏祭りだ!

かなりの苦闘が予想されるけど、それが終われば夏休み。
本日の気温は摂氏37度、楽しい夏になりますように!
(今夏は更新しまくるでえ) 

2日
僕にはわかりません
あのさあ、
こう云うこというと女性の読者が減りそうだけど、
今年のブラジャーの流行色ってピンクでしょ?

いやなに、ちょっと信じらんないことだけどさあ。
とりあえず流行の発信地とされる僕の大学付近の街では
当人たちは意識してか否か、
服を透けさせるのが流行ってるんだよね
だから意識しなくても浮かびあがって見えるわけ。

この街の界隈では下は中学生から上はオバサンまで、
何の努力なしに下着の色がわかる様なマネをしている。
それで流行色が期せずしてわかっちゃうわけ。
前に「キャミソールでブラの紐を出すのは馬鹿」と
どこかに書いたが、今夏は去年よりも劣化したようだ

扇情的な女性、痴漢の害を説く女性。
女性専用車両、蛍光ピンクのブラジャー。
なにかが違うと思うんだけどねえ。
さわったりビデオ使ったりする痴漢の気持ち、
同じ男でもこういう状況だと全然さっぱりわかりません。 

3日
床屋の値段
今日は初めて違う床屋に行って来ました。
僕の髪は眉と耳と襟にかぶる程度の長さで、
これは高校の頭髪指導の反動だったりするけれど、
この長さは明日の養護学校における介護体験には不適切。
そういういう訳で切りに行きました。
(講義を3時限もサボってな…)

僕は仮にも日本男児の末席を汚す身だから、
もちろん街の床屋派で、美容院なんて行きません。
今まで行っていた床屋は、最近二代目に鞍替えして
かなり美容院テイストになってしまたので、
今回変えた理由のひとつはそこにあります。

けど、最大の理由はやっぱ値段かな。
床屋風情が4500円も取るのはなんだかな。
PC買ってお金がないから新渡戸さん切るのは辛いよね。
だから今日は新装開店の床屋に行ってきました。
値段は驚くなかれ1600円。
僕が知覚している限り、サービスに差はありません。
(粗悪な溶剤に、明日毛が抜けたりね(邪笑)) 

4日
若さを保つ秘訣
動物園などに行くと、なかなか面白いことがわかる。
有名なカバ園長を引き合いに出すわけではないが、
飼育員の顔と動物の顔が往々にして似ていたりする。
人間は時に周りに顔が似てくるものらしい。
動物でなくても銀行員や政治家やヤクザなんて、
整形したわけでもないのに職業のわかる顔をしているよね

さて、今日は養護学校へ介護体験に行ってきた。
とはいっても素人の学生作業などはさせず、
養護学校の具体的説明と主に小学部の授業見学をした。
肢体不自由の学級だったため、
授業といっても様々な訓練が中心だった。
驚いたことに教師と生徒は完全に一対一。
教室では数名の生徒がいるが、
平服姿の教師と一対一でで訓練をしているのだ。

勝手な思い込みだが、生徒はとても楽しそうだった。
教師も大変な仕事だろうが、常に笑顔にみちていた。
そういう仕事のせいだろうか、
教師の顔は肌年齢よりも遥かに若く見えた。
一般学校の教師が老けて見えるのとは正反対だった。

僕は一介の無責任な傍観者だったが、
或いは理想郷とはああいう社会のことを云うのかもな、
なあんて勝手に思いました。 

5日
偽善者の呟き
僕にはおおよそ偽善趣味というものはなく、
どちらかといえば偽悪趣味のほうが勝っていると思う。
ま、これは自覚している性格の話であって、
障害者を見た第一感が最強の禁句である
「おかわいさうに」だったことを考えても、
実際は救いがたい偽善者なのかもしれない。

それはともかく今日は35度を越える炎天下の中、
実習生同士、四人一組で車椅子体験をしてきました。
体育館で機能の説明や乗せ降ろしの練習。
中庭の芝生で走法と段差時の訓練。
そして野外で街中の移動訓練。

はっきり云って大変でした。
人間一人、それが体重45キロの男でも2人必要です。
安全を期すためには本当に細心の注意が必要なのです。
また、街がいかに障害者に優しくないか。
ちょっとした傾斜や道路のひび割れ、違法駐輪に電柱。
ひそかにずっと恐怖の連続でした。

僕は即席の偽善者かもしれない。
養護学校でオルグられて、洗脳されたのかもしれない。
けど、やはりなんとかしないといけないと思う。 

6日
コムニタスのアジール
今日から7/8まで地元の大寺院では祭礼があります。
本来、今日は夜まで大学のはずですが、
午後から社会教育実習の説明会が地元市役所であるので、
早引けして見物してきました。

祭りが現実の解体を伴うコムニタスであり、
一時的に価値観がひっくり返る役割転倒が起きることは
宗教学、殊に儀礼論の中では常識ですが、
確かにこの祭も大量に不良な人々が集まります。
少年少女は暴走族と売春婦の溜まり場と云った感じだし、
大人は大人でテキ屋が大活躍、堅気だって酔っている。
とにかく凄いことになってました。

殊に若い女性は殆ど半裸、これには正直困りました。
男の方も目があった瞬間、刺しそうなのがいましたが、
「マジメにやれ」とか叫んでる位なのでいいでしょう。
女性の服装は凄かったですね。
未だにこんなにガングロがいたか? と吃驚しました。
ついでに下着は青が流行ってるのか、さすが田舎だなあ、
と品位のないことを考えたり、
とにかくなんだか非常に疲れるお祭りでした。

警察官も機動隊の一小隊が散会する所を見ましたが、
基本的にアジールである寺社境内には入りません。

僕はそおっと混雑の寺院を出て、
しばらく隣接の公園と涼しい滝を愛でて帰りました。
(明後日も大佐は出陣します。乞う御期待) 

7日
HOLD YOUR HAND!
うそー!
今日はお祭りの話でもしようかと思ったんだけど、
このFW、初めての事件情報です。
昨夜(7/7)未明に短銃強盗発生。
それが我が家から100メートルしか離れてない電気店
よく電池とかテープとか買いに行ったところ。
電化製品は高いけど、何故か末端消費財が安くてねえ。
この村でも繁華街の「花丸横丁」→「電気屋」で
ちゃっかりネタにしている店です。

うーん、あの店で短銃強盗。
もっとも初めはただの窃盗で、
警報を聞きつけた警備員に発砲したから
事後強盗になったわけ
犯人の外国人は現在もピストル片手に逃走中。
怖いッすねえ。

ところでその店は「電気屋銀座」ともいうべき、
大型店が3店、軒を連ねているんだけど、
なんで敢えて一番売れてなさげな店を狙ったかね。
やっぱ店員の質を見切ってるのかな? 

8日
みんなに逢いたいナ
今日は地元の祭の最終日。
しかも日曜、暑く晴れ上がった絶好の天気。
これに行かないで、何が地元民でしょう。
勿論、参加しました。
12時間ほど情緒あふれる街を歩きましたかねえ。
今日は飲み食いに3000円も使いましたよ。
焼き鳥、フランクフルト、かき氷、ジュース。
実はテキ屋には一文も出さず、
全部地元商店の出店から買いました。
安い店で3000円分。どれだけの量か解るでしょ?

でもちょっと哀しいこともあったな。
お寺は高校のすぐ近くにあるんだけど、
今年は友達(というか見知った顔)に逢わなかった。
毎年、中学のときから僕は一人で祭りに行き、
そこでタムロしている仲間と合流するのが常だったから
誰か逢うだろうとは思っていたんだけどね。
高校のある故郷を出て3年にもなると
郷愁より目前のテストのほうが大事、なのかな。

だから地元商店の子息である後輩から
販売用のビールを奢られたのは嬉しかったな。
今度の食事会はバーミヤン? 飲み放題?
OK、ジュース代は奢ってやろう(←ケチ) 

9日
ハッピー アンド グッバイ
今日は行きの電車で高校時代の知人たる女性に
帰りの電車で高校時代の知人たる男性にあった。
二人とも同じ隣のクラスの人間だ。
女子の方とは一度も話したことはなかったが
男子のほうは毎朝トランプの「大富豪」を囲む仲だった。

先日、どこかで「同級生が結婚する」という噂を書いた。
もう僕らの代は20−21歳だから不思議はない。
ベビー服売場でバイトをしている知人に聞いても、
別段二十歳で結婚しても珍しくないという。
その隣のクラスの女子が結婚するらしいという報は、
現在でも未確認にせよ、かなり強い事実性のあることが、
彼の証言から確認された。
(と、いっても噂の域は出ませんよ)

その結婚する彼女は実は小学校の頃から知っていて、
同じ英語塾に通っていた。
頭のいい、品のいい子でね。
ハッピー・ウエディング、アンド・グッバイ!
もう僕の存在そのものを忘れているとは思うけど、
そう云わずにはいられません。 

10日
職業柄
私の通学沿線に「S」なる駅がある。
見事になんにもない駅なのだが、
高校があるせいで、乗降客は結構いるのである。
まあ、隔離されるような田舎にある学校だから
当然レベルは極めて低い。
高校受験業界などは詳しくないのだが、
生徒のマナーなどを見ればわかる。バカ高校だ。

さて、今日も電車はその駅に止まり、
たくさんのバカ生徒を搬入しました。
吊革にぶら下がったり、パンツ丸出しにしたり
携帯で「やっちゃうか、オラ」と喚いたり、
いつもは列車は動物園と化すんですが、
今日は妙に静かでした。
なんと電車にヤクザが乗ってきたのです。

え? なんで? サングラス、パンチパーマ、アロハシャツ、ひげ、
金のアクセサリー、くわえ煙草、こいつはマジで筋モンだ。
この駅は学校があるから成ってるような駅だよ。
そこに何でヤクザが?

元気なくみんなガキどもは眠ってしまう。
僕は「ああ、ヤクザ屋に就職したOBだな」とふんだ。
ところがそれは違った。
ある勇気のある生徒がヤクザに近寄るといった。
「今年はテスト休みないんですか、先生」
あ、そう。 

11日
NIMBY大学のバイト先
去年、都市論の講義で「NIMBY」について学んだ。
Not In My Back Yard 、裏庭には来ないで
つまりは迷惑施設を指す言葉なのである。
さてチーマー集う我が不良大学も
近隣住民諸賢からは立派な迷惑施設とされていて、
学校付警備員十余名が駅と大学の間を警護している。
いい年こいた大学生が警備員にいちいち通学路を
強制されるという姿は、中々悲しいものがある。

清代の宰相である李鴻章ならば、
「花は咲かず、カラス鳴き、男はチーマー、女は娼婦」
とでも評しそうな我が大学ですが、
(出展は高校の歴史資料集でも見てください)
今日は帰宅時に驚くものを見ました。
大学通学門から駅までの電柱にびっちり張られた、
「ホステス・コンパニオン募集」の張り紙。

あのね、いくら「女子大生ヌード」の産地だからって、
あんなに貼らなくてもいいじゃない。
また近隣住民が騒ぐよ。

ところでそのポスター、登校時はなかったよ。
白昼堂々の犯行。
9時から18時まで学生を監視している警備員よ、
君らは一体なにやってるんだ。 

12日
ミーツ ア ユーメージン
いやあ、参議院選挙っすねえ。
我が家にも僕の名前入りの入場券が来ましたよ。
街中の掲示板にもポスターが貼られてますしね。
まったく見事に知らない人ばかり。
政治には割と関心をもっている方だけど、
あれえ、現職候補は出馬しないのかな?

今日は大学行く途中、駅前で小沢一郎に会いましたよ。
自由党党首のね。
中国語のテストがあるからそんな聞かなかったけど、
演説って何であんなに無個性かと思いましたよ。
政治離れの一因ってここにもあるんじゃないかな?

それにしても警官の数には閉口しました。
明示維新以来の警察の政党介入かくやと思わせる
威圧的な警官の数数数々。
制服が見た限りで7人、機動隊車両が1台。
警察か否かは知らないが、私服の警戒要員が5名。
やっぱ危険な男は魅力的だあと再確認

帰り道、同じ駅前で扇保守党首を見ましたがね。
さほど警護やインパクトはありませんでしたねえ。
そういや保守党は自由党の分派だもんね。
今度0議席だったら解党だって?
自民党に行きたいんでしょ? キミたち。 

13日
日中親善?
今日は電車でとても心温まる話があったので、
それを書こう。

帰りの涼しい電車で、隣におばさんが座った。
彼女はやにわに携帯をとると喋り出した。
とてつもない大声の「中国語」で、
とてつもない長時間(といっても20分くらい)
ずうっと中国語で喋っている。
異言語のせいかどうかは知らないが
外国人の会話はやたら大声になりがちだが、
例に漏れずこの会話もかなり大声で喋っていた。
僕はウルサイな、と思いつつも、
中華マフィアだとやばいから抵抗しなかった。
車内の空気は重かった。

と駅について電車が止まり、またオバサンが乗ってきた。
彼女は僕と中国人の間の微妙な隙間にねじ込み、
オバサンらしくハンカチで汗をふき始めた。
僕は暑苦しいのが来たよ、と思い始めた。
オバサンは携帯で喋る中国おばさんの顔を
非常に迷惑そうにじっと見つめていた。
中国おばさんはその視線に耐えかねたか
程なくして電話を切った。

と、いきなりオバサンは中国おばさんに話し掛けた。
初めは日本語、後に中国語で。
あとから来たオバサンは中国人という感じではなかった。
中国滞在経験者か中国語学習者という感じ。
言葉がたどたどしかったからね。
それでもいきなり二人はフレンドリーに会話をはじめ、
車内にはほのぼのとしたムードが流れた。
二人は随分打ち解けた感じで喋って、
最後は握手して別れて行った。

ただそれだけの話だけど、なんか感動した。 

14日
就職天国と地獄
助役が就職をほぼ決めたらしい。
この決めたというのは「内定先」という意味だが、
そこらへんの葛藤は助役室の31番随筆に詳しいので
心ある村民さんは是非読んで欲しいです。
(ついでに意見を掲示板まで下さると嬉しいです)

私は友人として彼の進路にはただ祝意を表しますが、
やはり才能のある人は才能のある所へいって欲しいと、
才能天賦論者みたいなことを思っています。
或いは友人が高いステータスを持っている方が
かっこいいし便利、という邪心があるかもしれません。

ところで一流大学で優秀な助役はいいですよ。
三流大学で就職三大武器(ゼミ・バイト・サークル)を
持ってない僕、どうしましょうかね。
奇しくも同日、我が大学で就職ガイダンスがありまして、
昨年の就職実績を見たんですが、いや酷い酷い。

国家公務員2種、ついに全滅。
法学部ですが、司法試験の如きは有史以来いるのかね?
三井三菱なんて大企業は社員数数万人いるのに、
採用は3年間で1人。
まあ、キャンパス見れば採用する気も失せるけど。

僕の悩みは助役と正反対です。
「なんでこんな大学来ちゃったかなア」
(今回は100%愚痴です) 

15日
ヤバイ奴
どういう手段で入学したのか知らぬが、
我が大学には精神に異常をきたしているのが数名いる。
大学ではマトモな奴もヤバクなるくらい、
とにかく病院加療の必要のあると思われる
異常性の高い人間が小中高と比べて遥かに多い。
我が学部も確認されているだけで数名なのだから、
実際には沢山いるのだろう。

一例をあげれば、
「突然講義中に首をふって踊りだす奴」や
「出し抜けに挙手して関係ないことを喋りだす奴」や
「常に孤独で「姉を倒す」が口癖の奴」や
「膨大な古新聞を常に持ち歩き、現役生と見ると
 親指を下げて大声で罵倒する奴」などなど
まったく枚挙に暇がないくらいいる。

その中の一人が我が家の近くのスーパーで働いている。
大学での異常な振る舞いから、僕は常々避けていたが、
なんと普通に特売品のアナウンスをしているではないか
僕は彼が普通に喋れることに感動さえ覚えた。
とはいっても不気味な外貌や行動はそのままであり、
大学で話し掛けるかといえばそんなことはない。

> 大学の知己諸兄
 そういう訳で今日僕は実に感動した。
 だが最近PARTY拡大方針の動きがあるが、
 僕は隊長と異なり一貫として反対の立場とする。
 理由は従前散々語ったので論を待たない。 

16日
母校への帰属心
あっはっは、高校野球の季節ですねえ。
母校はシードなので今日が初試合なんですよー。
大学の悪口なら山ほどいえますが、
僕は非常に高校のことが好きなんです。
帰属心バリバリ、愛してるくらいですから。
母校で教育実習がやりたいという理由で、
教職をとっているという説も無きにしも非ず。
それくらい好きな母校なんですね。
幸い名の知られた強豪校なんで優勝して欲しい。
僕のいた中高6年間で、準優勝が4回だからね

そんなことを考えていたら、
今日、夏の同窓会の通知が来ました。
だいたい42人のクラスで30人以上は集まる
異常とも云うべきクラスの帰属心の強さ。
僕はこれが毎年楽しみでね。
正直、僕の頭の幸福時計はあの頃で止まってますから
あの頃の仲間、元気かな?
後ろ向き人生の僕が、ここにいます

(ところで野球の結果だけど僕は非常に気になる
 何点差をつけてコールド勝ちしたのかな?) 

17日
ありがとうございました
火曜日3時限は公民科教育法である。
講師は韓国系の女性で専門は社会学。
実はこの講座は別の先生が公務の都合にぶつかり、
同じ一般教養の社会学を教えている彼女が、
代講教師として呼ばれたのだ。

代講と云っても、彼女は教育に関しては素人ではない。
韓国の師範大学を出て、現地高校で教鞭を執っている。
その後、アメリカで社会学と心理学を学び
日本の大学院で学習中に日本人と結婚し、出産。
そうして我が大学で教えているというわけだ。

講義のスタイルは斬新で、
当番学生が前もって与えられたテーマを発表し、
それについて討論・評価する形式。
発表・討論・マナーや面白さが評価されるのだ。
他にも発話法の教師を呼んだり、
臨席の相手をお互い5分間褒めあったり、
とにかく実践的な講義であった。

この独創的な講義は半期間なので今日でおしまい。
先生、最後に泣いてたっけ。最高の講義だったって。
ゼミでもないのに、非常に家族的な雰囲気だった。
僕は何人か知り合いもできたし、結構満足してます。

毀誉褒貶甚だしい講義だったけど、
僕は素直に御礼を言います。
ありがとうございました。

(この発表の講義、僕は「情報倫理」についてやりました。
 レジュメにここのアドレスを書いたんですが、
 まさか先生は見てないだろうなあ) 

18日
電車の中には危険がいっぱい
このページに僕が電車の中で出会った奇人変人たちを
紹介するコーナーがある(住宅街l鉄道乗客研究所)
これらの話は大学でも仲間に話すのであるが、
一部、僕のネタと決め付け信じないのは遺憾である。

云ってしまうと僕は通学時間にかけては人後に落ちない。
1日6時間、1週6日間、1月では28日間もの時間を
電車に乗っているのである。
1ヶ月に162時間、
日本有数の混雑電車に揺られているのである。

今日は行きも帰りも列車内では
ネタになりそうな人を探していました。
メモがあるんですが、以下のような人がいました。

・「量子力学入門」を読んでいる金髪にーちゃん
・喪服を着たギャル系4人
・ベルトから腕輪から鋲のついたモヒカンパンクス
・どういう因縁か親しそうな爺様とコギャル
・派手な袈裟着たボーズ

一日でこんなに。
まあラッシュ時を避けたということも一因ですが、
探せばいるもんですぜ! 

19日
実力社会の勝利者
今日は大物弁護士の事務所に行ってきました。
倒産処理法の大家の先生でね、その講義の傍聴実習。
集合は彼の事務所だったんですが、
さすが15人も所属する総合法律事務所だけあって、
その規模たるや半端じゃないですね。

なんといっても東京駅(あの東京駅)まで徒歩5分
すぐ目の前にあの馬鹿でかい駅があって、
しかも地下鉄の駅も至近距離、
大企業の本社ビルが立ち並ぶビルの一角に
2階分ものフロアーを確保している。
賃貸料がなんと坪35000円。
十数個ある会議室のひとつでさえ20坪はあったから、
勘定するのも恐ろしいです。

まあ、色々いわれる日本の学歴社会ですが、
才能があれば、優雅な生活が出来るわけで、
これはいいなあと思いましたね。
(もっとも我が大学は全然司法試験合格者を出してませんが)  

20日
サマーバケーション
夏休みが始まった。
僕は現在大学3年生だから、
丸々一月も休めるのはあと2回というわけだ。
と、いっても今夏はそうそうゆっくりできないみたい、
社会教育実習、公務員講座、各種検査、課題取組
なんだかなあという感じだけど、
家にいられるだけよしとするか。

モラトリアムな若者世代の一員な僕、
実は相当なナマケモノだから
できるものなら働きたくないとか思ってんだけどね。
長男だし、世間体も気にするほうなので、
そういう訳にもいきません。
(家も富豪ってわけではないからね)

ここで楽して生活する方法として、
主夫かヒモかを考えたのだが(空想上ですよ、勿論)、
どちらも依存する相手を見つけなくっちゃ仕方がない。
(今まで主義として女性にデート代を完全に払ったことは
 ない僕だが、これは吝嗇の故で、結果は酷いものである)
最終奥義の親に依存だけは断固避けたいしなあ。
結局、僕は働かなくっちゃならない。

夏は**の天王山、
この夏が充実したものになりますように。 

21日
大学のあり方
今日は社会教育実習の初日です。
職員の皆さんが優しかったことや、
とても実践的に学べたことなど、
書きたいことは多いのですが、
それは新施設「メイファーズ」に任せます。

今日思ったのは大学について。

本日の実習は「M大学**市民大学」という
市主催の社会教育集会の現場作業補助。
やってることは週二回、M大学から専任教官を呼んで、
希望する市民に講義をしている。
緑地課程、地域社会課程、国際社会課程と3コースあり、
1年に12コマ、履修することになる。

受講生は職場からリタイアしたお年寄りが多いが、
しかしその熱気には実に驚いた。
僕はどうせカルチャーセンターに毛にの生えた、
年寄りの気休めだと思ったが、
これが僕の受けてる大学の講義と全く差のない本格派。
勿論、生徒も私語もなければ携帯も途中退場もない。
毎回講義の感想レポートの提出が義務にも関わらず、
欠席者は1割にも満たない。

本当に学びたい人が阻害され、
学士もらえりゃどうでもいい奴が闊歩する大学。
どこかおかしいと思う。 

22日
似たもの親子
今日はバラ職人とHP運営の方針会議がてらに
昼食を、デパートのちんけな食堂で食べてきた。
この食堂が面白いもので、
バーガーショップとたこ焼き屋とラーメン屋の並んだ
典型的なセルフサービス食堂なのだが、
面白いことに隣のテナントは電器屋なのだ。
つまりラーメンをすすりながら、
パソコンを選ぶ客の姿が見えるワケ。
これはなかなか奇妙な体験だった。

さて、そこで現れるのは馬鹿なガキ、
ソフトコーナーには万引き防止の回転ドアがあって
子供がそれをガラガラまわしたり蹴ったりしている。
それだけなら珍しくもないのだが、
傍らには母親がいて、笑っているのである。
一緒になって遊ばないだけマシと言う意見もあるが、
止めもせず、況や叱りもせず、笑って見ている。

僕はかなり熱心な遺伝教信者(?)だが、
やっぱりああいう不道徳な親からは不道徳な子が、
よからぬ生業を営む子供はそういう職につくのだよ。
高い確率で、ね。 

23日
就職問題
昨日、助役から貰った(放出された)
就職本の数々を読んで、気が滅入っちまった。
貰っておいてこういうことを云うのもなんだが、
実はああいう就職本に書いてあるような企業には、
我が大学からは行けないんだな。
僕の出た名門校では序列最下位クラスの大学だかんね。
支社採用でも本社の名前を騙るという噂もあり、
さらに酷くなるとフリーター上がりの現場採用をも
本社採用に入れるともいう。

まあそういうペテンは今始まったわけでもない。
問題は僕のことである。
いわゆる就職5元要素の(↓うろ覚えなので注意!)
「コネ・学歴・生活履歴・性格態度・将来指針」のうち、
僕が使え得るのは将来指針(私は御社で○○がしたい!)
くらいのもので、あとは轟沈。
常識問題などには強いはずだが、それもどうだかね。

とにかく僕が狙うのは公務員は無論のこと民間では
「大卒というだけでありがたがる今が発展中の会社」
ということになるのだろうが、
そんな都合のいいところ、果たしてあるかね?
(ついでに英語を必要としないところね) 

24日
公務員万歳
今日は社会教育実習の2日目。
実習の性質上、当然かもしれないけれど
今日は大量の公務員に会いました。
まずはお世話になってる所轄の生涯学習課の皆様。
今日の午前中は市民IT講習会というわけで、
講師は会場である小学校の教師だったし、
受付はボランティアで応募した農水省の事務員さん。
午後の生涯大学(旧称;老人大学)では、
県の園芸普及員さんが講師としてやってきました。

以上の皆様、
共通するのはとてもとても尊敬に値します。
各々の職掌に対する深い知識と
それを平易に説明できる能力、
なにより僕のような押しかけ実習生にも
とてもとても優しくしてくれてました。
理想的環境はこう云うものかと
少し憧れてしまいました。
別に僕がいるからとかそういう気負いはなく、
皆さん、それぞれの仕事に打ち込んでいらっしゃる。
今日は平日初日ということで、
オフィスの一角に席を与えてもらって、
そう思いました。

VIVA、公務員。
やはり試験を突破した人々、
その知性と優れた環境に栄光あれ!
例えそれ故に僕がその中に入れないとしても
僕は尊敬し続けるでしょう。
我々市民の統治者、をね。 

25日
ドラッグ中毒
明日26日から27日にかけて
僕はまたしても実習に行く。
26日の午前中に図書館、
午後から27日の朝までオールナイト・ハイク。
だから今日は色々と薬を買ってきた。

まず眠気覚ましにカフェインの錠剤。
クールミントのタブレットも常備しているが、
経験から一定の効果しかないことを知っている。
それと今、僕は夏風邪で鼻が詰まっている。
何を喋っているか解らない状態では心許ないので、
鼻つまり予防のスプレーを買って来た。
我が大学では冬になると堂々とやっている奴がいるが
そういう間抜け面を公共の場で晒すことは避けよう。

さて、そういう訳で今日は2品、薬を買った。
カフェインが500円、
鼻薬(変な意味じゃないぞ)は15mlで600円。
まったくいい商売しているよ。
就職本を読むと原価は1割もないってね。
しかも、こんな暴利商売でも、
製薬大手は大正・大塚・エスエスではなく、
前述に比べればマイナーっぽい
武田・塩野義・藤沢/三共・エーザイ・山之内
やぱ医者向けの薬って大きいんだな。
薬と毒は紙一重、まったく考えちゃうよなあ。 

26日
100円オーケストラ
今、ベートーベンの第九を聞きつつ、
やたらと高揚した気分でこの文を書いている。
一応、PCのソフトで調節したから、
次はラベル(ラヴェルって書いた方がいい?)のボレロ、
その次はハンガリー協奏曲だったかカルメンだったか。
まあ、いずれも初心者向けに編集された、
サビの寄せ集めみたいなCDなんですが、
驚くなかれ16曲入っていて100円。
教養人たることを諦め、似非教養人たろうと欲する
哀れ極まるビンボー人には必須のアイテムです。

ああ、でもCDが100円。僕は嘆息しちゃうね。
誰が演奏しているかもわからぬアイテムで、
事実「音はずしてんじゃう?」と素人耳に思うところも
実はあったりもするんだけど、
百円で聞ければ御の字です。
それに僕は音楽フリークがよく言う、
「この曲はヴァイオリンが弱い」とか解らないし、
要は曲がりなりにもオーケストラがトチらなければ、
古の作曲家のイメージ通り(?)に酔えるわけです。

明日のオールナイト・ハイク、
行進曲聞きながら頑張りますよ! 

27日
おそるべき小学生と上手を行く講師
今日も社会教育実習である。
1日目・2日目と成人教育ということで、
主に熟年以上の向学心に溢れた品のいい方々と
接していたのですが、今日から2日間、子供相手です。

今日の午前中は図書館で科学教室。
対象はなんといきなり小学生が50名。
しかも題は「イオンってイーモン?」、あのイオンです。
中学生の理科1ですよ。
僕なぞは正直未だに解らない。
理科離れ激しく学級崩壊の張本人たるガキに解るかよ。
暴動が起きたら殴ってOK? とか思いましたよ。

なんといっても今の小学生凄いですよ。
科学教室に志願してくるからマジメ系とは思うけど、
まず携帯は当たり前。
装飾はペンダントやピアスやらつけてるし、
女の足元は厚底靴でキマリ。
男の服もHIP−HOP系の悪ぶったスタイルが一般的、
何をトチ狂ったか、カラーギャングみたいなのもいる。

そういう彼らがね、実験に一喜一憂しているんだ。
あくまで自然に、楽しそうにね。
講師は子供を対象にした科学書普及協会の人だったけど、
やっぱ教育技術というのは大したものです。 

28日
一晩の教職ドラマ
教職の講義で最大の欠点だと思うのは、
ナマの生徒に触れる機会が全くないということだ。
こういうことをいうと助役あたりから、
「塾のバイトでもしろ」とかいわれそうなのだが
(塾の講師については助役に負い目があるのだ)
我が大学では塾側もビビって雇ってくれないのである。

そういう訳で今日、オールナイトハイクという訳で、
中学生11人と一晩中歩き回って、考えさせられた。
今までの分別ある熟年以上の大人の扱いとは異なり、
礼儀正しくしても舐められるばかり、
無抵抗なる実習生ということで、
情けないかな中一女子に半イジメ状態。
奴らこれが呆れるくらい容赦ないの、困ったねえ。
こいつは教職の講義じゃ解決不能だね。

このままでは非常にミゼラブルな気分で終わるんだけど、
ところがこれは蛇の道は蛇という奴で、
慣れてしまえば相手は約10年前の自分だ。
3時間もたてば随分打ち解けて喋れた。
ゴール間際では「さん」付けでお礼を言われ、
「8月の青少年キャンプに申し込めばよかったなあ」
とまで云われ、なんのつもりか大量に菓子を貰った。

へっへっへ、これって本当に教育ドラマ。
対立と喧嘩が和解と尊敬に一晩で変わるという
いい経験をさせてもらいました。
それにしても無礼な彼女らを相手にして宥めている
同道した先生方、やっぱ凄いね。
猛獣使いっていうか何というか、とにかく尊敬です。 

29日
3桁以上の分類作業
今日は参議院選挙の日ですね。
私の住んでいる所は勝つ候補者がわかっているので、
行かなくても関係ないんですが、くれる権利は貰っとけ
という貧乏人の悲しい性で、行ってきました。
(ちなみに私はなんにも聞かれもしないうちから
 「何が何でも選挙に行きましょう、
  その権利は先人の努力と血の上に…」なんて
 おもいっきりいい子な美辞麗句吐くのが嫌いです。
 こないだ、エロ本のコラムにまで書いてありました)

ところで、今回から比例区の方に
候補者の名前も書けるようになりました。
この選挙方法で一番かわいそうなのは
間違いなく開票作業をする職員の人たちだね。
さほど有用とも思えぬ制度でも決まっている以上は
開票でも従わなければいけないわけで、
つまりは100以上も分類ケースを作るのだ。
比例にはそれだけ立候補しているから、
投票用紙に書かれうるわけで、
これは他の選挙では絶対にありえない人数です。
市会だって30人か40人でしょ?
偉い人が決定して、苦労するのはいつも前線だ。 

30日
降り注ぐ光と必要な影
教育や教師論について、本項で書くのは危険である。
何故かと言えば、僕は教職課程は履修すれども、
そっち系の理論武装では素人同然である。
そんな僕であるのに無情な知人の如きは
「詰まらんことを書くとお前の名誉を潰してやる」
などという物騒な脅迫状を遣すのである。

よし、ならば現在実習中の社会教育の方に話題転換だ。
社会教育には制度上、現役の教師も多数いるが、
やってることは学校教育とはえらく違う。
よもや越境侵犯はしてこまい。

社会教育実習では教員であり役人であるという
二重の意味で希望職種である凄い人に出会うことになる。
そういう「凄い人たち」の中でも、長く接していれば
それだけ色々な為人がオボロゲながら見えてくる。

今日は非常によくしてくれる先生と一緒にいた。
昼食は2時間ほどファミレスで取った。
そこで先生は「国際化社会の成人教育」について
かなり熱く語ってくれた。
その内容は教職や公務員たちを未だに神聖視する、
僕にとっては正直ショックな内容だった。
人間、思い込みとは恐ろしいものです。

一体、僕が何を語りたいか解らないって?
それでいいんです。
今日に限っては備忘録的側面も多々ありますから。
ただ光の裏には影があるんです。
その影だって悪いところだけではなく、
フレンドリーな重みを与える陰もあるわけで、
影を全否定するわけには行きません。
それだけはお忘れなく。 

31日
政治についての放言
今日は別段書くこともないから、田中外相について書く。
ここ数日に起きた3種の問題の勃発により
(靖国参拝/応援演説/アメリカ大使人事)
かねてから小泉内閣に批判的ながら読者の目を考え、
表面は好意的にしていた新聞は勿論のこと、
週刊誌(特に女性誌)やTVのワイドショーまでが
一斉に反発を開始した。

僕は最近政治に関心を失っているので、
タレント感覚の小泉内閣は支持しちゃってます。
このプレッシャー社会で劇的に変わるなんてことは
左翼の人たちが喚くほどないだろうからね。
小泉/田中/塩川/竹中と面白いんじゃないの?

僕は田中外相にしたって、別にいいと思うけどね。
少なくとも河野みたいな不愉快な人よりはいいし、
後任だってロクなのは来ないでしょ?
ただまあなんとなく外相が実務家ではなく、
批評家としての才能があることは認めるから、
閣外の御意見番として頑張ってもらってもいいじゃん、
とは思うけどね(でも従前の影響はないだろうなあ)

あ、でも辞める前に外務官僚の掃除はしてもらいたいね。
こればっかりは普通の大臣では無理だから。
どうせ今でも十分に憎まれてるから、
後世の栄誉の分だけ、やっとくべきだと思うけどね。 
7月のFW 
01-05
06-10
11-15
16-20
21-25
26-31
前月翌月
中央広場エッセイ日記更新電信掲示板チャットリンク案内